日刊サイゾー トップ > カルチャー >   > “人殺しの息子”壮絶な半生
凶悪犯罪の真相

フジ『ザ・ノンフィクション』“人殺しの息子”がテレビカメラの前で語った、両親への複雑な思い

人殺しの息子と呼ばれて』(KADOKAWA)

 2002年に発覚した「北九州連続監禁殺人事件」は、犯罪史上まれに見る凄惨な事件として記憶している人も多いだろう。主犯である松永太によるマインドコントロールの下、内縁の妻・緒方純子の家族が監禁され、家族同士での殺し合いを強制される。さらに、その遺体も生き残った家族の手によって解体され、海へと捨てられた……。その後、松永は死刑、純子は無期懲役が確定。事件発覚直後には連日、多くのマスメディアをにぎわせたが、だんだんと風化の一途をたどっている。

 しかし、この事件を塀の外で一生背負っていかなければならない人間がいる。25歳になった、松永と純子の長男は現在、北九州でひっそりと生活している。『人殺しの息子と呼ばれて』(KADOKAWA)は、彼に対するインタビューをもとに、『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)のチーフプロデューサーであり、インタビューの聞き手を務めた張江泰之氏が上梓した一冊だ。

 いったい、犯罪史上に名を残す冷酷な殺人犯の息子は、この25年間をどのように暮らしてきたのだろうか?

 本書で「彼」と呼ばれる息子と張江氏との交流は、同事件をテーマにした番組を張江氏が制作したことから始まる。この番組の放送直後、攻撃的な口調の男から「なぜフジテレビは、あんな放送をしたんですか? 納得がいきません」という抗議の電話が張江氏のもとに寄せられた。その電話口の向こうにいたのが、彼だったのだ。

 毎日のように長時間にわたってかかってくるその抗議の声に耳を傾け、次第に信頼を獲得していった張江氏は、彼のインタビュー番組を企画。北九州市内のホテルで行われた10時間にわたる“音声加工なし”のインタビューで、彼はその生い立ちを語った。

 この事件では、松永によって虐待を受け続けた被害者たちが、徐々に正常な判断を失い、一家での殺し合いに手を染めていった。松永による虐待は息子である彼にも及び、事あるごとに大人でも気を失うほどの電気ショックを受け、母親からは刃物を突き立てられたこともあった。満足な食べ物も与えられず、出生届が出されていなかった彼は学校に行くこともできずに、ほとんど家に閉じ込められた生活を送った。当時の状況を、彼は「人間として扱われていなかった」と、振り返る。


123

フジ『ザ・ノンフィクション』“人殺しの息子”がテレビカメラの前で語った、両親への複雑な思いのページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

絶対的満足度の至宝店すべて見る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

テレビウォッチャー・飲用てれびの『テレビ日記』

テレビの気になる発言から、世相を斬る!

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

腹筋王子カツオ『サイゾー筋トレ部』

“腹筋インストラクター”腹筋王子カツオさんが、自宅でも簡単にできるエクササイズを紹介!

プレスリリース入稿はこちら サイゾーパブリシティ
トップページへ
注目記事
  • facebook
  • twitter
  • googleplus
  • feed
イチオシ企画

【PR】DYM・水谷佑毅社長の野望とは?

医師免許を持つ、ベンチャー経営者の異色の半生!
写真
特集

NEWS手越祐也、崖っぷち!

相次ぐスキャンダルに滝沢激怒、ジャニーズ退所も現実味!?
写真
人気連載

動機なき連続殺人鬼の記録映画

 一部のマニアのみに知られていた「封印映画」...…
写真
インタビュー

コロナ以後の里山資本主義

『デフレの正体』(角川oneテーマ21/2010年)、『里山資本主義』(NHK広島取...
写真