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プロなら許されるのか? プロ野球界は現在進行系で“パワハラ”が横行中!

阪神タイガース公式サイトより

 体操やレスリング、ボクシング、日大アメフト部など、スポーツ界のパワハラが立て続けに問題になっている。一連の事件は、スポーツ界がこういった問題にいかに鈍感なのかを世に知らしめたが、いまだにパワハラを排除する気がないのがプロ野球界だ。スポーツライターが語る。

「プロ野球といえば日本を代表するスポーツですが、パワハラに関する意識は甚だ低いのが現状です。2010年に西武のコーチだったデーブ大久保が菊池雄星らにパワハラを行っていたことが報じられ、シーズン途中にクビになりました。デーブはその後、星野仙一に拾われて12年に楽天のコーチになりましたが、そこでも『おまえらなんかいつでもクビにできる』という主旨の発言をして問題になりました」(スポーツライター)

 同じようなことを2度もやるとは、レベルの低さに呆れるしかないが、この事実は、プロ野球界がそのような風潮を認める土壌があるということ。しかも、パワハラに抵触しそうな行為を現在進行形でやっている人間もいるという。

「現役で言えば、阪神の金本知憲監督の言動はパワハラと言われても仕方ない。その代表的な例が、藤浪晋太郎への厳しい言葉です。ドラフト1位で入団した藤浪は、入団から3年連続で2ケタ勝利を上げていましたが、16年に金本氏が監督になって完全におかしくなりました。同年7月には、不甲斐ないピッチングをした藤浪に160球以上投げさせ、その後も『(同い年の)大谷は……』『エースなら……』と、厳しい言葉を連発。完全にイップス状態の藤浪は今やトレード候補です。金本監督は叱咤激励のつもりなのでしょうが、試合後の会見でミスをした選手をあからさまに批判するやり方に、若手は完全に萎縮しています。今年7月には、ある週刊誌に『金本監督が藤浪を殴った』という記事が出ましたが、金本監督がそれについて『殴ってないで~』とコメントし、藤浪が『殴られていないです』と述べるという一幕がありました。この発言からは、『殴らなければパワハラではない』と思っている節がありありと窺えます」(同)

 しかし、金本監督にも同情的な声はある。古参の週刊誌記者は、“古き良き時代”の監督たちについてこう振り返る。

「近鉄や阪急を率いた西本幸雄監督について、当時の選手が『オヤジのゲンコツは熱い』と述べていたように、当時は鉄拳制裁が当たり前でした。意外に思われるかもしれませんが、王貞治さんや長嶋茂雄さんも鉄拳制裁を辞さないタイプでした。近年で言えば、その筆頭は星野仙一さんでしょう。星野さんのやり方は、激しく叱責したり殴ったりした後に優しい言葉を掛けるというもので、若手はこれでイチコロでした。まぁヤクザが人を手懐けるやり方ですよ(笑)」(週刊誌記者)

 世間が体操の話題に飽きてきた頃には、プロ野球が次の注目の的になるかも?

最終更新:2018/09/06 19:30
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