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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > ホリケンのテレビ評が的確すぎ

“ホリケンワールド”封印! TVウォッチャー・堀内健が放つテレビ評がクールでクレバー

AbemaTV『堀内健のテレビを観るTV』

 10月7日、AbemaTVで『堀内健のテレビを観るTV』が放送された。これは、ネプチューンの堀内健が、その時間にやっているNHKと民放全局の番組を視聴しながら生解説&実況するというプログラムである。

 テレビをつけて好き勝手にツイートしながら楽しむ視聴法、やったことがある人も多いと思う。番組の進行と並走してタイムラグなしに発信するため、推敲の余裕はほとんどなし。フレッシュな意見をダイレクトに放出するからこそ、隙だらけな持論は魅力的だったり、もしくは妙に過激だったりする。

 シチュエーション的に、上記の視聴法と今回の番組はほとんど同じ。放送中のテレビと並走してのうかつな発言を、ホリケンにも期待したいところだが……。

 ちなみにこの番組が放送された日曜23時台には、日本テレビで『おしゃれイズム』と『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』が、TBSで『林先生が驚く初耳学!』が、フジテレビで『Mr.サンデー』が、テレビ朝日では『関ジャム 完全燃SHOW』が放送されていた。

■ホリケンワールド没入中は恍惚としている

 結論から言うと、この日のホリケンは隙を見せなかった。天真爛漫なイメージがあるが、普段のホリケンは意外にクールでクレバーだと一部で知られている。気をつけていたわけではなく、素で突拍子もない発言を放つタイプではないのかもしれない。

 とはいえ、だんまりを決め込んだわけではない。冷静なテンションで、ナチュラルに本音がこぼれ落ちた。例えば、『しゃべくり007』(日本テレビ系)でホリケンワールドなギャグをゲストへむちゃ振りし、ちょっとした地獄を見せる流れを彼は頻発させる。これには、ちゃんとした理由があるらしい。

「自分が(ギャグを)やってちょっとウケたりすると、確実に(放送で)使われるやり方として同じことをゲストにやらせるとか。そうすると、振りの部分で使われたりするから。そういうこと考えちゃうんだよ。むちゃ振りって感じで映ってるかもしれないけど、自分が映りたいからやらせてるだけなんだよね」

 また、当日は『ガキの使い~』で「みんなで変われば怖くない! 時短でミニ変化!」なる企画が行われていた。これは、7つのネタをやるのは苦しいが1ネタなら笑いが取れるのでは? という芸人7名が集結、それぞれが渾身の一変化を披露するという内容だ。要するに、同番組恒例“七変化企画”の派生版。そういえば、七変化のほうにホリケンは出演したことがある。もちろん、スベるネタもあればウケるネタもあるだろう。我々が知りたいのは、スベッた時にどう対処するか? ということ。特にホリケンは、独特の世界観ゆえ暴走する瞬間が少なくない。周囲と乖離しても意に介さない強心臓は、どこから来るのだろうか?

「その世界に入り込んでる時は、ドンドン気持ち良くなってくるんだよね。ワケわかんない世界を自分が作ってるみたいな。だけど、ちょっと恥ずかしかったりっていう意識が働くと、すごい嫌だ。汗がバーッて出てくる。(ギャグを)やめて、顔引きつりながら下がっていくね。よくあるよ、俺。結構、収録だから編集で助けられてるかもしれない。手数は多いから」

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