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眞子さま、ご結婚はどうなる!? 秋篠宮の“豹変”と小室圭さん“NY飲み会”に週刊誌が迫る

 新潮は巻頭で、安倍政権が、これまでは大学教授や医師などの「高度な人材」に限られている就労目的の在留資格を、単純労働者を含めた人材にも広げようという法案を、これからの臨時国会で審議して成立させると、大変なことになると警鐘を乱打している。

 こうした移民を受け入れようとする声に対して、反対する論理は大体同じである。不良外人が入って来て、犯罪が増え、社会が不安定になる。低賃金の外国人労働者が増えると、企業は恩恵を受けるが、働く日本人、特にパートやアルバイトの賃金が下がる。

 外国人労働者は所得が少ない分、収める税金も少ないが、そのための失業対策や住宅対策、日本語のしゃべれない子どものための教育費の助成などで、財政はますます悪化するなどなどである。

 まるで違法移民を受け入れないトランプ大統領のいい分のように聞こえる。少子化や単純労働に就く若者が少ない中、外国から労働者を入れなくては日本という国が成り立っていかないこと、自明である。

 現在の悪名高い技能実習生制度は、「借金による束縛、暴力または強制送還の脅迫、恐喝、パスポートの取り上げ、その他の精神的な威圧手段を用い、被害者の移動を厳しく制限する」(米国国務省の人身取引報告書より)と批判され、実際、被害に遭った多くの実習生たちの声もメディアに出ている。

 都合よく安い労働力を手に入れようとするだけなら、今回の法案が通っても、同じことを繰り返すだけである。外国人労働者を受け入れ、どう彼らと共存して生きていくのか。これからの日本の有り方、覚悟が根本から問われているのだと思う。

 ところで、毎度だが、週刊現代が面白くない。

 今週は、SEXYグラビアも「僕のアイドル、青春のとき」1本だけ。それもヘア・ヌードはなし。

 それでも特集が面白ければいいのだが、これも読むべきものがない。前半のモノクログラビアでは「石原莞爾はなぜ、いまだ人気があるのか」をやっている。

 石原という人間は面白いとは思うが、今なぜ石原莞爾なのか。

 巻頭特集は毎度おなじみ「してはいけない手術 しないほうがよかった手術」。私は今年の始めから3カ月、脊柱管狭窄症で右足の痛みが激しく、歩行困難になった。医者からは、手術しても治るかどうかはわからないので、どうしますか? と聞かれた。

 痛い思いをして治らないのではと、やらなかったが、後に鳥越俊太郎さんに聞いたら、彼は60ぐらいのときに手術をして、今は痛みはないという。

 人それぞれである。とくに、60、70になって手術をするのは考えものだ。なるべくならやらないほうがいいというのは常識であろう。

 と、このページは読み飛ばす。ソニーの企業年金の話がある。これも、サラリーマンで退職した人間なら、だいたい知っている話である。

 平成から元号が何になるのか。気にはなるが、それをスクープしたのなら読みたいものの、解説記事ではな……。

 セックス記事は「セックスには人間のすべてが詰まっている」。確かにその通りだとは思うが、ドイツの社会学者の「人間は恋愛することで、資本主義を発展させてきた」という言葉を引用するほどのことではないと思うが。内容はいつもの通り。

 特別企画は「すごい男がいたもんだ」。稼いだカネを寄付し続け、21億円も寄付した小竹正剛さんや、93歳で、いまだに年間50ラウンドもゴルフをしているフォークの神様・杉下茂氏など、偉い人がいるとは思うが、週刊誌で読みたくなる記事かといえば、首を傾げたくなる。

 ドラフトシーズンだから、野球ものをということだろうが、「夢にまで見たプロ野球選手になったのに」という、夢破れた元選手たちを追うという企画の意図はわかるが、もっと熱い裏話を読みたいと思うのだが。

 最後はまたまたまた、「遺産相続 得する、損する ウソ・ホント」。こういう話にはゲップが出る。

 というわけで、今週も、現代には取り上げる記事がないというお粗末な一席でした。

 お次はフライデーから。俳優・野村周平(24)は「入れ食い男」だそうだ。モデルの水原希子と付き合っていたが別れた。すると、金髪美女やモデルの女性たちが、向こうから近寄り、モーションをかけてくるという。うらやましくて馬鹿馬鹿しいお話。

 ポストは、読売新聞が「ポスト安倍に加藤勝信という男が急浮上した」と書いたことを取り上げ、なぜ、この男が安倍首相の後継になるのか、どういう人間なのかを追っている。

 働き方改革のときの厚労相で、同省のデータ改ざん問題で「なくなった」と説明したが、その後見つかったことで、国会が紛糾したことが思い起こされるぐらいで、国民にも永田町でも、知名度は低い。

 だが今回、自民党の総務会長というポストに大抜擢されたのである。

 東大から大蔵省に入り、当時、安倍の父・安倍晋太郎の四天王といわれた加藤六月元農水相の娘婿になった。

 六月の夫人が安倍首相の母・洋子と大親友だったため、以前から、洋子が気に入り、今回も「かっちゃん、どうするの」といわれ、安倍は仕方なく重要ポストに付けたといわれているそうだ。

 それに、安倍のイエスマンで、安倍ができない憲法改正を、この男に託すのではないかともいわれているという。

 安倍首相が任期を全うできたとしても、辞めればただの人だ。今から、後継視されていては、とても3年近くは持つまい。

 まあ、名前が挙がっただけでもよしとしないと。

 また小室圭さんと秋篠宮眞子さんの話で恐縮です。今週も文春、女性セブン、女性自身でやっています。

 まずは文春から。ニューヨークのフォーダム大で勉強漬けの日々を送る圭さんだが、そんな彼にも息抜きの日があったという。飲み会がマンハッタンのエンパイヤ―ステートビル近くのコリアンタウンのレストランで開かれたそうだ。

 私も一度行ったことがある「New Wonjo」という、炭火焼き肉のおいしい店。この時の圭さんの怪しげな、ではない、楽しげな様子を映した動画がSNSに上げられていたというのだ。

 テーブルには1人の男性とアジア人や欧米人などの女性5人。この男性は圭さんではない。動画の後半部分で、グレーのジップアップジャージ(どんなのか?)というカジュアルな格好で、携帯をいじりながら楽しそうにしている圭さんが映っている。

 タイトルには「5人の美女とのNY飲み会」とついているが、これで全部。ここから文春は、マスコミの目を避けていた圭さんの母親が2カ月ぶりに自宅に戻ったこと、眞子さんは未だに圭さんとの結婚に強い意志を持っていることなどを書き連ねる。

 そしていつものように、11月30日に誕生日を迎える秋篠宮が、少し前の会見でどのような発言をするのか注目されると結ぶ。

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