日刊サイゾー トップ > 社会  > 本家よりスゴイ!?平壌凱旋門

デモ続く「パリ凱旋門」をあらゆる面で超越! 「平壌凱旋門」から見える“禁じられた景色”とは!?

上まで登れるようになった凱旋門

 フランス・マクロン政権の燃料税値上げを発端に始まった「黄色いベスト」運動は政権側が懐柔策を打ち出し、沈静化しつつある。12月1日から閉鎖されていたパリの観光名所・凱旋門も12日から見学可能となったが、依然、不安定な情勢が続いている。

 一方、北朝鮮・平壌の凱旋門は近年、観光客の登楼が許可され、注目が集まっている。長年出入り禁止となっていた平壌凱旋門の展望台からは、一体どんな眺望が楽しめるのか!?

 平壌凱旋門は金日成首席の生誕70周年を記念して、1982年に完成。高さ60mで「パリの凱旋門より10m高い」というのが平壌っ子の自慢だ。

 パリ凱旋門は入場料が12ユーロ(約1,500円)で、高齢者と障害者以外は284段ものらせん階段を上がる必要がある。一方、平壌凱旋門は無料で、誰でもエレベーターを利用できる。さらにパリ凱旋門周辺には週末ごとに黄色いベストを着たデモ隊が集まっているというが、平壌凱旋門は恐怖政治で逆徒を抑え込んでいるため、建設以来、平穏が続く。

上まで登れるようになった凱旋門

 規模、コスト、利便性、治安と、あらゆる面でパリ凱旋門を超越する平壌凱旋門だが、長年、一般の観光客は登楼を許されていなかった。その理由は不明だが、「平壌中心部を360度一望できる。当局にとって見られたくない軍施設や公安関係機関の建物が見えるからではないか」(民間研究者)という推論がある。

 だが、2016年末になって突如、展望台が開放された。平壌凱旋門を観光した経験のある日本人男性は、次のように語る。

「エレベーターを降りると、映画館のような空間があった。そこで建設の経緯を紹介する短編映画を見せられた。お土産店もあり、凱旋門のマグネットや木製模型といった記念グッズ、お菓子、絵、手工芸品といった土産物や本が置いてあった。女性店員がかなり張り切っていて、冗舌なセールストークを展開され、開かずの凱旋門を開放したのは、金もうけもひとつの目的なのかなと思った」

 眺望はというと、牡丹峰(モランボン)という自然公園のようなエリアや、金正恩党委員長の肝いりで開発された高層マンション群が遠景に映える。

「近くに、日本の高度成長期に建てられた団地のようなコンクリート製マンションが垣間見えた。平壌は大通りに面した建物は美しく見えるが、わずかでも内側の町並みをのぞけてよかった」(同)

 どうやら、展望台からは知られざる北朝鮮らしい“絶景”が楽しめるようだ。

最終更新:2018/12/20 18:00
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