桑子真帆アナと水卜麻美アナに「独立」説、背景にはテレビ局の労働問題
NHKの桑子真帆アナウンサーに独立説が飛び交っているという。「日刊ゲンダイDIGITAL」によると、桑子アナが「来年3月で退局を考えている」という情報があるものの、本人は「否定というか、お茶を濁すばかり」で、上層部はオロオロしているという。
桑子アナは『ニュースウオッチ9』でキャスターを務め、『NHK紅白歌合戦』では昨年に引き続き今年も総合司会に起用されるなど、「NHKの絶対的エース」存在だと目されている。エースでありながら桑子アナが独立を考える背景には、「上司との折り合いが悪く、仕事のやり方に対し常に不満があった」こと、さらにフジテレビの谷岡慎一アナウンサーとわずか1年で離婚して「もう亭主や家庭のことを気にせずに自身の才覚で勝負できる環境下にあること」も大きいというのが、NHK関係者の話だ。
真相は定かでないが、自分はアナウンサーとして順調に実績を積んだが上司には不満があり、それでいて家庭に縛られることなく自分の進退を決められる状況にあるのならば、独立を検討しても不思議ではない。また、フリーになれば仕事量を自分で調整することもでき、ワークライフバランスを実現できるかもしれない。エースと呼ばれる女性アナウンサーは、得てして働きすぎだ。
NHKといえば今年3月末、27年間在籍した有働由美子アナウンサーが独立したことが記憶に新しい。『あさイチ』では視聴者に好評を博していた有働アナだったが、今年10月からメインキャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)では視聴率好調とはいっていない。先輩である有働アナの苦戦を目の当たりにした桑子アナが、「独立するなら年齢的に早い方がいいと判断」「フリー宣言して売り出すならまさに“今でしょ”」との見方をする関係者もいる。
そしてもう1人、長く独立を噂されているアナウンサーがいる。日本テレビの水卜麻美アナウンサーだ。水卜アナは、12月28日放送の『キャスター&記者1000人が選んだ!平成ニッポンの瞬間映像30』(日本テレビ系)で、有働由美子アナとタッグを組んでMCを務める。収録はすでに済んでいるが、水卜アナは有働アナに「フリーっていいですか?」直撃し、スタジオをどよめかせたという。
実は、今年9月14日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では有働アナと水卜アナは共演していたのだが、そこで水卜アナは独立について有働アナに質問していた。有働アナから「フリーを考えているの?」と聞き返された水卜アナは「ちょっ……」と答えに詰まる一幕もあり、水卜アナがそう遠くない将来日テレを退社し、フリーアナウンサーに転身するのではないかと囁かれてきた。一方で、日テレ側は、局の“看板”ともいえる水卜アナの独立を防ぐべく、「囲い込み」を行っているとの情報もある。
「タイミング」が重要とも言われるアナウンサーの独立だが、フリーになることのメリットはたくさんあるだろう。
たとえば、2008年にフジテレビに入社、2016年に退社してフリーに転身した加藤綾子アナウンサーは、フジテレビ在籍時代から “カトパン”の愛称で親しまれる人気アナだったが当時は相当な激務だったようだ。
以前『ボクらの時代』(フジテレビ系)で局アナ時代を振り返った加藤アナは、『めざましテレビ』(フジテレビ系)の本番中に気を失い救急車に搬送された出来事について「あ、私このまま死ぬかも」と思ったと語っていた。当時は多忙で、体調不良でも番組を休めなかったのだという。そのようなハードワークを課せられれば、独立や別の職場を検討するのは自然だ。フリーに転身した現在は、自分のペースで働けるようになり、時間にも余裕ができたという。
加藤アナのケースを振り返ると、特に人気で仕事のできる局アナに仕事が偏り、彼女たちに激務が課せられてしまうことが、結果的にテレビ局側の損失につながるともいえる。桑子アナや水卜アナが本当に近い時期の独立を検討しているかはわからないが、実績も人気も備えたアナウンサーたちが独立するのは必然だろう。
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