日テレ、辛くも年間視聴率“3冠王”を死守も……テレ朝に肉薄され王座陥落危機!

2019/01/17 23:00

日本テレビ

 日本テレビが2018年の年間平均視聴率で5年連続3冠王の座を守ったが、迫り来るテレビ朝日の影に戦々恐々。今年は、その座から陥落する可能性も大だ。

 昨年の年間視聴率(対象は1月1日~12月30日)で、日テレは全日帯(午前6時~深夜0時)で7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、ゴールデン帯(午後7時~10時)で12.0%、プライム帯(午後7時~11時)で11.6%を獲得した。

 2位はいずれの時間帯もテレ朝で、ゴールデン帯は10.5%、プライム帯は10.6%と少々日テレに差を付けられたが、全日帯は7.7%と僅差。日テレは、まさに命からがら3冠王を守ったことになる。

 テレ朝は全日帯で、10月の月間平均視聴率で首位になり、10月クールでも全日7.8%をマークするなどトップに立って猛追したが、あと一歩及ばなかった。

「仮定の話になりますが、もしテレ朝が昨年、米倉涼子主演の超人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』を放送していたら、日テレの年間3冠王を阻止できた可能性が高いですね。新たにオンエアされた米倉ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』とは5%ほどの差がありましたから、その意味で日テレはラッキーでした」(テレビ誌関係者)

 日テレは3冠王を守ったとはいえ、17年の全日帯8.2%、ゴールデン帯12.4%、プライム帯12.0%と比べると、昨年は明らかに数字を落とした。主立った要因は、ドラマの不振、鉄壁を誇っていた日曜ゴールデン帯の弱体化、10月にスタートした、平日午前の情報番組『バゲット』や、有働由美子アナがメインキャスターに就任した『news zero』の低迷などが挙げられる。これらの問題は一朝一夕に解決できそうにないだけに、王座陥落の危機は続きそう。

 かたや、日テレの牙城を崩すべく、テレ朝は元日の視聴率で、全日帯10.5%、ゴールデン帯20.0%、プライム帯18.7%をマークして3冠を達成。正月三が日ではゴールデン帯で14.0%、プライム帯で13.7%を記録して2冠に輝くなど、幸先のいいスタートを切った。

 1月の週間視聴率では、第1週(18年12月31日~1月6日)では、日テレが全日帯でトップだったが、ゴールデン帯、プライム帯では、『第69回NHK紅白歌合戦』で高視聴率を獲得したNHKが2冠王に輝いた。第2週(同7日~13日)は日テレが逆襲し、週間3冠王となったが、テレ朝に悲観する材料はない。

「1月第2週、テレ朝は人気番組の『相棒season17』(水谷豊主演)、『ポツンと一軒家』が休止でしたから、日テレに負けるのは想定内。4月クールからは、鉄板ドラマ『科捜研の女』(沢口靖子主演)が通年で放送されることも決まりました。ヤラセ問題で揺れる『世界の果てまでイッテQ!』の先行きも不透明ですし、日テレは安閑とはしていられませんよ」(同)

 猛追するテレ朝をかわして、日テレが6年連続年間視聴率3冠王を達成するためには、ネックとなっている部分のてこ入れを図るしかないだろう。
(文=田中七男)

最終更新:2019/01/17 23:00

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