ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第104回

【GW10連休毎日連載企画】#1 百鬼夜行の路地にある、世にも奇妙な京都名物

2019/04/27 14:00

果たしてこれがかの有名な京都人の腹の中の色…

 

なに出汁なのか、どんなタレなのか、そもそもラーメンだったのか!?

 京都……。

 名前の響きとしては、雅やかで伝統を受け継ぐ文化の街というイメージが、日本人を含む外国人の頭にさえインプットされている。しかし、こと、グルメとなるとちと違う。

 もちろん、京野菜や鱧料理を始めとする、いわゆる「京料理」は有名だが、「古都」のイメージとは大きく異なる超珍級なグルメがあるのもまた、京都の一面なのだ。

 北野天満宮近くにある「妖怪通り」は、毎年秋に妖怪仮装行列「一条百鬼夜行」が開催される通りである。仮装行列が先なのか、妖怪が先なのか、近くにあった児童館の職員さんに尋ねると、

「そうねぇ……確か芸能人……女優さんが来て……なんか言うとったな……」

 腕組みをして頭を傾げたまま考え込んでしまったので、深い事情があるのだろうと納得して目的の店へ向かうことにした。

 その店は、妖怪通りの一番端っこ、その角地にあった。この通りに並ぶ店の多くは、店先に置物に化けた妖怪が待ち構え、お出迎えしてくれるのだが、この店はその数が若干多い。

 店内を覗いてみると、お昼時ということもあり、テーブル席は埋まり、小さなカウンターにも1人客が座っていた。その雰囲気は、どこの町にもある古ぼけたラーメン屋という感じなのだが、「妖怪通り」という地域柄、妖怪の絵やグッズが賑やかしになっている。

 壁に貼られたメニューも妖怪だらけで、それはそれでけっこうおもしろい。その中にいくつか赤字で書かれたメニューがあるのだが、そのひとつがこの店を訪れた目的、そう、「妖怪ラーメン」なのだ!

 壁に貼られた絵にそっくりな三つ目のオヤジに「妖怪ラーメン」を注文すると、オヤジは澄ました顔して「あいよ」的な返事を。

 本当は、(おっ、こいつ、妖怪ラーメン食うのか!?)みたいなことを思っているに違いないのだが、あえて表情に出さないのが若干ハラ立つ……。

 数分後、ラーメン屋のおばちゃんに化けた女狐が運んで来たのが、黒い丼の黒いラーメンだった。

 そう、今日はこれを食べに来たのだ!

 パッと見、なんの料理かわからないかもしれないが、ラーメンである。スープが黒くて、そのせいで麺も黒みがかり、紫色っぽく変色している。いったい何を煮込めばこんなに黒いスープができるのか?

 トッピングはというと、一応、チャーシューは乗っているのだが、果たして何のチャーシューかは……。そしてきわめつけは、ゆで卵だ。普通は味玉だが、この卵は、真っ黒いピータンなのだった! これだって、何のピータンだか……(笑)。

最終更新:2019/04/27 14:00

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