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サッカー女子W杯なでしこベスト16敗退で”女子リーグ”の完全プロ化に黄信号か

文=日刊サイゾー編集部(@cyzo

JFA公式ホームページより

 現在開催中のサッカー女子W杯の決勝トーナメント1回戦で、日本がオランダに1対2で惜敗。3大会連続での決勝進出が夢と消え、女子リーグの完全プロ化構想の雲行きが怪しくなってきた。

 2011年のドイツ大会で優勝して“なでしこブーム”を起こしてから8年。今回のW杯は、なでしこJAPANにとってとりわけ重要な大会だった。W杯ではBEST16止まりの男子に対し、女子代表は2大会連続で決勝に進んでおり、ドイツ大会では澤穂希がMVP&得点王を獲得。格としては女子の方が上だが、人気の差は歴然としており、プロ化のためには強烈な印象を与えておく必要があったのだ。フリーのスポーツライターがいう。

「女子のプロ化構想はこれまで何度も持ち上がりましたが、今年4月に日本サッカー協会の田嶋幸三会長の口から、『2021年、22年を目処にプロ化したい』と、具体的な話が出ました。ただその為には、どれだけ集客能力があるかを精査しなくてはいけません。

 W杯優勝直後には5000人以上の観客を集めることもあった女子リーグですが、現在は1000人入るかどうかといったところ。再び女子サッカーを盛り上げるには、最低でもW杯で表彰台に上る必要がありました」(スポーツライター)

 結果的に終戦となった決勝トーナメント1回戦は、試合開始が明け方の日本時間の午前4時。また、同時期に男子代表が南米選手権に出場し、そちらに話題を持っていかれるなど、話題を集めるのに厳しい条件が重なったが、テレビ関係者はまったく別の観点から、今回のなでしこJAPANを分析する。

「2011年のなでしこJAPANが話題になった最大の理由は、もちろん優勝したからですが、川澄奈穂美、鮫島彩、丸山桂里奈など、容姿が整った選手が多かったこともブームを後押しした大きな要因です。今回のなでしこJAPANにはフォトジェニックな選手がおらず、突出したスターもいないため、テレビ的に扱いにくい状況がありました。

 シビアな現実ですが、男子アスリートが実力勝負なのに対し、女子アスリートには“実力+容姿”が求められます。そのあたりも、今回のなでしこJAPANが盛り上がりに欠けた大きな要因でしょう」(テレビ関係者)

 日本女子サッカーが前進するためには、リーグのプロ化は絶対条件だが、観客席がガラガラではプロの名が泣く。もう1度世界一を目指すのか、ズルズルと弱体化してしまうのか、大きな分岐点に差し掛かっているようだ。

最終更新:2019/06/28 23:58

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