『ドラクエ』映画のステマ疑惑も…Twitterで同じ投稿をする複数の女性アカウント
8月2日に封切られた映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』。多くのユーザーに愛されるゲームシリーズ「ドラゴンクエスト」が原作とあって話題性は高く、声をあてた役者たちの番宣も盛んに繰り広げられた。しかしすでに鑑賞したドラクエファンの間では、映画の結末部分を巡って熱い議論が起こっているようだ。
Twitter上でも、同作をめぐってある不可解な現象が見られている。下記画像のように、映画『ドラクエ』を鑑賞する旨をまったく同じ文面でツイートするアカウントが、複数出現しているのだ。ちなみに、<映画の前にお昼ご飯>とツイートしてアップされたラーメン店の画像も、同じものだった。
この明らかに不審な“同時多発ツイート”にはネットで注目が集まり、『ドラクエ』映画のステマ(ステルスマーケティング、宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること)ではないかとの指摘もある。
Twitterでは、<倉敷に映画見に行ってきまーす ドラゴンクエスト ユアストーリー! ドラクエ全然分かんないけど!>をコピペしてわざとツイートしたり、地名や作品名を変えた大喜利ツイートが見られたりと “祭り”の状態だ。
しかし映画『ドラクエ』PRを目的としたステマとも思えない。なぜなら、これら不審なアカウントの過去ツイートを遡ってみると、『ドラクエ』の件だけでなく、すべてのツイートが同じものであるからだ。
これら女性アカウントは、4月に会社の仲間が沖縄のパーティに参加し、6月に検査入院している彼氏のお見舞いに訪れ(入院費の7万円を負担)、7月31日には「コメダ珈琲」でパフェを食べている。アップされている画像も文面もすべて同じだ。なんとも不気味である。
これらのアカウントに共通しているのは、いずれも20代前半の“若い女性”を模していて、4月に開設されたばかりのものということ。アカウントに実体はなく、業者が管理しているものと見て間違いない。
29,640円で“売れる”Twitterアカウント
実体のないTwitterアカウントは多い。
2018年7月、Twitter社は長い期間活動の形跡がないなどしてロックされたアカウントをフォロワー数に含めて表示しないように仕様変更した。すると、芸能人や著名人のフォロワーがたった一日で激減。AKB48の柏木由紀のフォロワーは122.5万人から約5万人近く減少し、アイドルグループ「仮面女子」の神谷えりなに至っては116.5万人から約45万人減ってしまった。ちなみに、米トランプ大統領は30万人減、レディー・ガガは250万人も減ったという。
芸能人や著名人にとってはフォロワー数も実人気といえ、それを“水増し”するためのサービスもひとつの商売として存在する。実際に、Twitterのフォロワーやリツイート数を売るサービスはある。たとえば、100フォロワーは1,000円、1000フォロワーは10,000円で売られている。リツイート数の値段も同じ相場だ。
Twitterアカウントそのものを売買するサイトもある。出品一覧を覗いてみると……「フォロワー数4800人、平均いいね数650以上 インプレッション数600万」というスペックのアカウントには、29,640円の値がつけられていた。「フォロワー数4800人、平均いいね数450以上、インプレッション数530万」は27,560円。フォロワー数やいいね数の多いアカウントはより高く売れるようだ。こうして売られるアカウントは、「実在の人物」などいない虚構そのものなのだろう。
さらには、有名人や企業公式アカウントに表示されているTwitter公式マーク「認証バッジ」がついたアカウントまで出品されている。さらに驚きなのがお値段で、50万~100万円ほど。出品者も胡散臭いが、購入者の利用方法を想像すると寒気がする。
SNSを含むインターネットの世界に、“嘘”をプログラムして流すことは容易だ。投稿内容も、画像も、何もかもでたらめのツギハギだらけということは、実は珍しくもなんともない。
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