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白鵬の“かち上げ”だけが話題で収穫ゼロの大相撲九州場所、令和の角界はお先真っ暗!?

文=日刊サイゾー編集部(@cyzo

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 1年の最後を締めめくる大相撲九州場所は、先場所途中休場の横綱・白鵬が千秋楽を待たずに優勝。白鵬がしばしば繰り出した“かち上げ”には、横綱審議委員会から批判の声が上がったが、白鵬の牙城を脅かす存在は見当たらず、令和の角界はお先真っ暗だ。

 秋場所で2度目の優勝を飾り、大関昇進を目指す関脇・御嶽海、つい先日に婚約発表し、否が応でも力が入る大関・高安、大関復帰を目指す栃ノ心……本来ならば九州場所は見どころたっぷりとなるはずだった。しかし横綱・鶴竜、大関の豪栄道と高安、さらに栃ノ心と、上位陣に休場が相次ぎ、御嶽海は序盤に下位力士に連敗して、大関昇進の目はあっさり消滅。終わってみれば14勝1敗で優勝した白鵬以外、上位陣で勝ち星が2ケタに到達したのは、11勝の小結・朝乃山だけだった。週刊誌のスポーツ担当記者がいう。

「稀勢の里が今年の初場所で引退し、新たな日本出身横綱の誕生が期待される相撲界ですが、九州場所ははっきり言って収穫ゼロでした。上位をうかがう力士は軒並み期待外れで、高安などは土俵外のギックリ腰で休場する始末。横綱2人は30代半ばで、遠からず土俵を降りることになるでしょうが、横綱候補の力士がまったく見当たりません。年間最多勝数も過去最低で、今年2場所休場した白鵬が年間最多勝を取る可能性さえありました。力士の大型化が顕著で、力任せの突き押し相撲が多く、あっさり勝負が決まるので、手に汗握るような取組も少なかったですね」(スポーツ担当記者)

 2019年で言えば、横綱が揃って15日間出場したのは2場所だけ。大関以上に休場力士がいなかったのは3月場所だけだった。ただ、休場が相次ぐ状況には、同情すべき点もあるという。ベテランの相撲ライターがいう。

「かつては1年に2場所しかなく、『一年を二十日で暮らすよい男』と呼ばれた力士たちですが、今や年6場所×15日で、最低でも90日間。さらにその間には休みなく巡業があります。巡業日数は2014年は37日でしたが、昨年は91日にまで激増しました。巡業はバス移動のことも多く、巨漢の力士にとってはそれだけでも大きな負担です。

 本来なら、故障を抱えた力士は“顔見世興行”の巡業は休めば良いのですが、そうすると“サボっている”との批判が沸くため、簡単に休む訳にもいかず、かくして力士は1年中オフがないような状態になっています。日本相撲協会は、巡業が金になるから力士にハードワークを強いているわけで、そのあたりを改善しない限り、星取表が休場力士だらけになる状況は変わらないでしょう」(相撲ライター)

 角界にも“働き方改革”が求められているようだ。

最終更新:2019/11/27 18:05
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