日刊サイゾー トップ  > 『猥談バー』は現代のオアシスか
じゃまおくんの「WEB漫クエスト」

「みんなちがって、みんないい」性的嗜好の見本市『猥談バーで逢いましょう』 

猥談バーで逢いましょう』(新潮社)

 皆さんは「猥談(わいだん)」という言葉をご存じでしょうか? ワイ談とかY談とも書きますが、いわゆる卑猥なトーク=下ネタのことです。

 それにしても、最近はもっぱら下ネタに厳しい世の中になりましたよね。今日び職場で下ネタなんか言おうものなら、「セクハラ野郎」のレッテルを貼られてしまい、同僚との信頼関係を失い、出世コースを外れた落伍者として転落人生を歩むことになりかねません。堂々と猥談を、エロいトークをできるやさしい世界は、もうないのか……? 

『猥談バーで逢いましょう』は、そんな下ネタも言えない息苦しい現代社会に突如として現れた、オアシスのようなマンガなのです。

(c)地球のお魚ぽんちゃん、佐伯 ポインティ/新潮社

 本作は、都内某所に実在する「猥談バー」で夜な夜な紳士淑女が語る本当にあったエロい話を、マスターとアルバイトのぽるみちゃんが聞くという構成。紹介される話は、すべてリアルエピソードなのです。

偏差値にエロスを感じる女

(c)地球のお魚ぽんちゃん、佐伯 ポインティ/新潮社

 最初に紹介されるエピソードは、顔でも性格でもなく……頭の良い人にしか欲情しない「サピオセクシャル」嗜好を持つ女性の話。付き合ってきた男は全員高学歴。

(c)地球のお魚ぽんちゃん、佐伯 ポインティ/新潮社

 頭のいい男が好きすぎて、めっちゃ勉強して英・ケンブリッジ大に合格。そこで世界中から集まる留学生エリートたちとヤリまくったのがバレ、入学式前に退学という豪胆すぎるエピソードを持っています。性的嗜好を満たすための努力がハンパない!

「本当に勉強熱心で、ものすごい勉強をしてきた男たちが、今、私に金玉を見せてくれている……」そう思うと、すごく興奮するんだそうです。この尊さ、わかります? 僕全然わかんないっス。

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