PS5 vs 新Xboxは発売前から勝負あり!? 衝撃の国別需要をひっくり返す秘策は？

Xboxが隠し持つ“強力な武器”とは

　Xboxはゲームソフト面で強力な武器を持っている。それはXbox Game Passだ。Xbox Game Passはいわゆるサブスクリプションサービスで、定額でゲームがプレイし放題というものだ。これだけ聞くと今やどのプラットフォームでも当たり前にやっているサービスに聞こえるが、その内容はかなりすごい。

　同サービスには複数のプランがあるのだが、最上位の月額1,100円プランの場合、100タイトル以上のゲームが対応している他、PCでのプレイにも対応。しかも、Xbox Game Studios のタイトルは発売日と同日にプレイができるという衝撃の内容だ。「Xbox Game Studios のタイトル」というのは、いわゆるXboxでしかプレイできないエクスクルーシブタイトルが多く含まれており、例えば「Halo」シリーズなどはこれに該当する。

　最近では、マイクロソフトが9月にZenimax Media及びその傘下スタジオの買収を発表。これに伴って、Xbox Game Passで『DOOM』シリーズなどの配信が始まっており、今後の新規タイトルにも期待が高まっている。

　加えて、11月10日の新Xbox発売に合わせて、エレクトロニック・アーツのオンラインサービスEA Playのサービスも追加料金なしで受けることができると発表されている（月額1,100円のGame Pass Ultimateユーザーが対象）。これで、EAのFIFAシリーズなどのゲームも楽しめるというわけだ。

　このように、新Xboxではゲームソフトのオンライン展開で優位性が高いと見ている。しかし、ハードだけでもソフトだけでも勝てないのがゲームビジネスの難しいところ。果たして市場を席巻するのはどちらのプラットフォームなのか？ 戦いの火蓋は間もなく切って落とされる。