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阪神・梅野隆太郎、FA権取得も気になる指揮官の「低評価」

阪神梅野、FA権取得も気になる指揮官の「低評価」の画像1
写真/Getty Imagesより

 プロ野球・阪神タイガースの梅野隆太郎選手が13日、国内フリーエージェント権を取得した。今年は球団と単年で契約しており、オフに権利を行使した場合、争奪戦となる可能性は高くなる。

 2013年ドラフト4位で福岡大から入団した梅野は、翌年から1軍の試合に出場。2018年から3年連続で堅守の選手に贈られるゴールデングラブ賞を獲得した。プロ8年目の今年は開幕からマスクを被りレギュラーとしてプレーしている。

 梅野は「1日1日の積み重ねで今があると思います。大きなけがもなく強い体に産んでくれて育ててくれた親に感謝している」とコメント。「今はチームの先頭に立って捕手としてチームが勝つために目の前の1試合を一生懸命頑張りたい」と今後について意気込みを語った。嶌村球団本部長も「必要な戦力。この先もタイガースで頑張ってもらいたい気持ち」と話したが、今後の契約そのものについては明言を避けた。

 現在はチームがリーグ1位を走っており、16年ぶりのリーグ優勝に向かっている。ところがプロ野球OBによると、梅野の評価は「あまりよくない」というのだから穏やかでない。

「3年連続ゴールデングラブ賞をもらいながら、昨年の契約更改では推定1000万円増に終わっています。一流の仲間入りとされる1億円プレーヤーでありながら、低評価だったのは矢野燿大監督の評価が低いともっぱらです。今年は梅野に正捕手を固定していますが昨年は坂本誠志郎、原口文仁の捕手3人体制で起用していました。野球解説者時代から矢野監督はインサイドワークに定評がある坂本を買っており、バッティング優先で守備が劣っていた梅野を酷評していたことは現場界隈では誰もが知る話です。
 今年は戦力的にも絶対に優勝しなければならないので我慢して起用していますが、指揮官の本音は別。優勝しても、しなくても矢野政権が続くとなればタイガースを出ていく選択の可能性は十分考えられます」(同)

 球団も誠意を見せるために条件面で好待遇をちらつかせて引き止めに必死になることは想像に難くない。しかし、球団の親会社、阪急阪神ホールディングスは2021年3月期の決算を先日発表したばかり。宝塚歌劇団などエンタメ部門の営業収益は43%減の421億9200万円に終わった。

 資金調達も苦戦することが予想される中、梅野はFA権行使で出ていくことになるのだろうか。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/05/17 21:00
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