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木下優樹菜に新恋人報道で「一般人になったんじゃなかったの?」の違和感… 混乱する人多発の裏で、意外とウィンウィンな芸能界の事情

木下優樹菜に新恋人報道で「一般人になったんじゃなかったの?」の違和感… 混乱する人多発の裏で、意外とウィンウィンな芸能界の事情の画像1
写真/Getty Imagesより

 7月9日発売の「FRIDAY」(講談社)が元タレントの木下優樹菜とサッカー湘南ベルマーレ所属のJリーガー三幸秀稔選手との熱愛をスクープした。

 同誌の直撃取材に対し「大切な存在」と、木下は半同棲状態を認めたというニュースは、瞬く間にウェブ上のニュース欄に並んだ。
 
 周知のタピオカ騒動を皮切りに、2019年に夫である芸人のFUJIWARA・藤本敏史と離婚、木下の不倫疑惑など素行問題から飛び火し、20年には所属していた事務所が木下の芸能界引退を発表している。

 フリーな現在は恋愛も自由なはずだが、一人の元タレントへの熱視線に違和感を覚えた人もいるだろう。

 タピオカ騒動の泥沼化で批判的な声が多い今でも、インスタグラムのフォロワー数は52.2万人と人気は健在で、木下の投稿写真には「かわいい」など、ファンからのポジティブなコメントで埋め尽くされている。

「今年からアパレルブランドやスポーツジムなどのいわゆるPRモデルを務め、SNS上では現役の有名人そのものです。ユッキーナは『芸能界に未練がない』と色んなところで発言していますが、現役当時契約していた化粧品会社などからタピオカ騒動でイメージを毀損したと約3億円の訴訟を起こされている報道などがあり、表に出るしかないのが本音でしょう。現代においては、元芸能人の知名度をSNS上で有効活用できますからね。自分が週刊誌などに報じられることに対しても、知名度を上げてくれてありがとう位に思っているかもしれませんよ」(週刊誌記者)

 熱愛報道に関しては、7月11日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系でも)で、司会の和田アキ子が「一般人になられたんじゃないの?こういう風に載るのって何なんだろう?」と素直に違和感をコメントしていた。

 たしかに、よくある「あの人は、今」のような企画にしては、スパン短く週刊誌の紙面に登場しているイメージがある。

 芳しくない懐事情から、元芸能という肩書きで働くことは、致し方ないことかもしれないが、報じる側にも事情があるようだ。

「もともとユッキーナは、なんでもサバサバ話すキャラのタレントだったから、話が聞きやすいし、自ら好んで表の活動を続けているので“一般人”には、カテゴライズされません。島田紳助さんなど話題の人とも仲が良かったこともあり、ネタも豊富です。そして、所属事務所を辞めたことで、ガードが1枚なくなったので、取材しやすいというのもあります。事務所から独立した女優の満島ひかりなんかも、取材の電話対応なども自分で行っていたため、話が早いともっぱら。ユッキーナはタピオカ騒動が解決されぬまま、後味悪い印象が残っているので、良くも悪くも世間の関心がずっと続いていて、ニーズがあるのはありますね」(既出・記者)

 全ての道はタピオカに通ず、と言わんばかりに、その騒動から一般人になりきれない木下と、報じ続けざるを得ない報道側のウィンウィンな関係が続いているのだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/07/15 06:00
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