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『ハコヅメ』VS『TOKYO MER』…視聴率競争はTBSに軍配も“ドラマ作品”としては日テレの勝ち?

文=東海林かな(しょうじ・かな)

『ハコヅメ』VS『TOKYO MER』…視聴率競争はTBSに軍配も“ドラマ作品”としては日テレの勝ち?の画像
『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』公式サイトより

 いよいよ今夜、最終回を迎える日本テレビ系水曜ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』。戸田恵梨香と永野芽郁という朝ドラ女優の豪華W主演、人気漫画の映像化など、放送開始前から話題に事欠かなかった『ハコヅメ』だが、放送開始以降も順調に視聴率を上げてきた。

 最終回直前となる第8話の世帯平均視聴率は11.6%(関東地区・ ビデオリサーチ調べ/以下同)となり、2桁に乗せることが難しい近年のドラマ業界でこれほど安定した視聴率を出してくるドラマは稀だ。他作品のラインナップによっては今期一番の高視聴率ドラマとなる可能性もあったが、残念ながらその座は、ひと足先に最終回を迎えたTBS系日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』に奪われた。

 12日に放送された鈴木亮平主演『TOKYO MER』最終話の世帯平均視聴率は、なんと20%手前の19.5%にまで迫った。最終回直前の第10話が13.5%だったことを考えると驚くべき飛躍だ。『ハコヅメ』がこれを越えることは難しいだろうが、この成績には多少のリスクも伴ったと言わざるを得ない。

 『TOKYO MER』は重大な現場に駆けつける架空の救命救急チームを舞台にした、オリジナル脚本の医療ドラマだが、毎回ドラマの終盤で叫ばれる「死者0です!」という痛快な決まり文句が視聴者にウケていた。しかし、最終回直前の第10話ではついに死者が出てしまう。それが主人公・喜多見幸太(鈴木亮平)の妹・涼香(佐藤栞里)だった。

 SNS上では放送直後から「あまりにも鬱展開」「涼香、死ぬ必要あった?」「涼香は危篤からの奇跡の復活くらいの脚本でよかったとは思うんだけど」と、これまで死者0を貫いてきた“ご都合主義”をやりきってほしかったというブーイングの声が多数上がっていた。さらに納得の最終回を経ても「胸熱展開だったけどやっぱり涼香ちゃん死なせる必要なくね?」と、ドラマに“しこり”を残す形になってしまったのだ。

 とはいえ、疑問の残る展開が最終話の視聴率を押し上げた最大の要因になったことは間違いない。その点、原作モノの『ハコヅメ』にそういった飛躍は望めないだろう。藤(戸田)と川合(永野)がペアとしての絆を取り戻して迎える最終話なら、きっと穏やかで円満なものになるはずだという確信がある。突飛な展開もなく必要以上に人を傷つけず、安心感を持たせてくれながら、ここまでの高視聴率をしっかり叩き出せているのは『ハコヅメ』のすごさだろう。

 ハラハラドキドキを通り越して視聴者の気持ちを落ち込ませてしまった『TOKYO MER』。一方で、信頼を積み重ねて有終の美を飾ろうとしている『ハコヅメ』。ドラマ作品として、どちらが勝っていたのだろうか?

■番組情報
水曜ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』
日本テレビ系毎週水曜22時~
出演:戸田恵梨香、永野芽郁、三浦翔平、山田裕貴、西野七瀬、平山祐介、千原せいじ、渕野右登、ムロツヨシ ほか
主題歌:milet「Ordinary days」(Sony Music Labels)
音楽:井筒昭雄
脚本:根本ノンジ
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:藤森真実、田上リサ(AX-ON)
協力プロデューサー:大平太
演出:南雲聖一、丸谷俊平、伊藤彰記
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/hakozume/

東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2021/09/15 19:00

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