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『イケパラ』『ROOKIES』の“元イケメン俳優”、『アバランチ』でのテレビ復帰にかかる期待

文=東海林かな(しょうじ・かな)

『イケパラ』『ROOKIES』の“元イケメン俳優”、『アバランチ』でのテレビ復帰にかかる期待の画像
ドラマ公式サイトより

 綾野剛主演のフジテレビ系月曜ドラマ『アバランチ』に、ドラマや映画で見なくなり久しかった人物が出演している。10年ほど前まで“イケメン俳優”として売り出されていた田島亮だ。

 『アバランチ』で田島は、「毎朝ジャーナル」の記者・遠山として第4話から登場。動画サイトを利用して権力者の悪事を暴くアウトロー集団「アバランチ」の本当の姿を追い求めて奔走する泥臭い役どころである。

 『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(フジテレビ系/2007年)『ROOKIES(ルーキーズ)』(TBS系/2008年)に出演するなど、若手イケメン俳優のひとりとして活動していた田島だが、2013年の主演舞台『効率学のススメ』で「開演時間を間違えた」という耳を疑う理由で遅刻し、公演自体が中止になってしまった過去がある。それを原因に芸能活動を自粛、所属していた芸能事務所トップコートとの契約も終了していた。その後、自主映画などを制作してみるものの借金を抱える結果に。紆余曲折あり、若手クリエイターが集まる映像制作集団「株式会社BABEL LABEL(バベルレーベル)」で裏方として働き借金を返済していたという。

 会社員として働きながら2017年には舞台で役者復帰を果たしていたものの、テレビドラマへの復帰は『アバランチ』が初となる。出演のきっかけは、BABEL LABELにも参加するチーフ演出の藤井道人の声かけだったそうだ。田島は日本大学芸術学部の学生だった時代、藤井監督のオムニバス映画『東京モラトリアム』(2006年)内の短編『光たちの憂鬱』に出演したことをきっかけに藤井監督と交流を深め、活動自粛中もアドバイスをもらっていたという。役者の魅力を見抜き、最高の表情を切り取ることにおいて他に類を見ない才能を持っている藤井監督がこのタイミングで田島を起用したのも、田島に光るものを見出していたからに違いない。実際、『アバランチ』の遠山役は、SNS上でも「なかなかの存在感」「田島亮がいいキャラしてる」と評判も上々だ。

 遠山は「一見ボサッとしたいい加減なジャーナリスト」だが、世情に惑わされず「アバランチは本当は何者なのか」を追い求める重要なポジションだ。第7話、大山(渡部篤郎)の策略でアバランチはテロリストとして認定され、世論は手のひらを返したように厳しいものとなる。その裏で、遠山だけはアバランチの本当の姿を追い続ける。追い込まれる羽生(綾野剛)たちを救うのは、権力でもアバランチ自身の力でもなく、遠山のような一般の市民が持つ誠実な信念なのかもしれない。

 ドラマ『アバランチ』の良心とも取れる遠山役への抜擢は、藤井をはじめとした製作陣から役者・田島亮への信頼のかたちともとれる。かつての不祥事の真相は分からないが、8年という歳月を経ればすでに時効だろう。イケメンというイメージから離れ、内側の情熱を燃やす遠山という役を魅力的に演じる田島亮のこれからに期待したい。

■番組情報
月曜ドラマ『アバランチ』
フジテレビ系毎週月曜22時00分~
出演:綾野剛、福士蒼汰、千葉雄大、高橋メアリージュン、田中要次、利重剛、堀田茜、渡部篤郎(特別出演)、木村佳乃 ほか
主題歌:UVERworld(ソニー・ミュージックレーベルズ)
監督:藤井道人、三宅喜重(カンテレ)、山口健人
音楽:堤裕介
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデュース:安藤和久(カンテレ)、岡光寛子(カンテレ)、笠置高弘(トライストーン・ピクチャーズ)、濵弘大(トライストーン・ピクチャーズ)
制作:カンテレ、トライストーン・ピクチャーズ
製作著作:カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/A/

東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2021/12/06 19:00

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