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サブスク解禁の予兆!? SixTONES『THE FIRST TAKE』出演に業界ざわつき

サブスク解禁の予兆!? SixTONES『THE FIRST TAKE』出演にざわつきの画像
Johnny & Associates公式Twitterより

 DISH//「猫」など数々のヒットを生んだ人気YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に、ジャニーズ所属タレントとして初めてSixTONESが登場した。

 『THE FIRST TAKE』は一発撮りで楽曲を披露するというコンセプトで2019年11月から本格始動したYouTubeチャンネル。数多くのアーティストが登場しており、LiSAの「紅蓮華」、YOASOBIの「夜に駆ける」のパフォーマンス動画はそれぞれ今年2月と5月に1億回再生を突破。また同チャンネルでもっとも再生されているDISH//「猫」(1.6億回)は、元は2017年に発売されたシングルのカップリング曲だったが、2020年に4月にこの『THE FIRST TAKE』でアコースティックバージョンを披露したことがきっかけとなって人気に火が点いた。

 今では総再生回数16億回を誇るこの大人気チャンネルに、ジャニーズのグループが初めて出演することになったわけだが、早くも大きな話題を呼んでいる。

「1月1日の午後3時にSixTONESが出演することが発表されると大反響。同日の夜10時にデビュー曲である『Imitation Rain』をパフォーマンスする映像が解禁され、公開からわずか4日で400万回再生を突破するなどさすがの勢いを見せています」(アイドル誌記者)

 ジャニーズの出演は同チャンネルではかなり“異例”だという。

「女優の橋本愛などの例を除けば、基本的に定額制音楽ストリーミングサービス、いわゆる“サブスク”で配信していないアーティストが出るのは初では? 昨年8月には郷ひろみが、11月にはGLAYが『THE FIRST TAKE』に登場しましたが、どちらも前月までにサブスク解禁をしていました。サブスクで配信されていない曲を『THE FIRST TAKE』で披露するパターンはありましたが、配信そのものをまったくしていないアーティストの登場は異例でしょう。もっとも、はっきりとは公表されていませんが、『THE FIRST TAKE』の運営元はソニー・ミュージックです。SixTONESはソニー系列のSME Records所属で、1月5日に2ndアルバム『CITY』をリリースするタイミングでしたから、プロモーションの一環ということでしょう」(音楽業界関係者)

 この背景には、この1~2年で目立つジャニーズのある“戦略”があるという。

「これまでもYouTubeにミュージックビデオを公開するなどはしてきましたが、2018年にジャニーズJr.のチャンネルを開設したことをきっかけにYouTubeの活用に力を入れるようになり、Snow ManとSixTONESにおいてはCDデビュー前から単独チャンネルを用意し、ミュージックビデオ以外にも、YouTuber的なバラエティ要素のあるコンテンツを積極的に配信することで熱量の高いファンを獲得。それが今のSnow ManとSixTONESの成功につながっており、なにわ男子ではさらにその戦略を発展させています。

 ジャニーズ事務所は昨年6月に公式Twitterアカウントを開設していますが、発信がすべて英語であることからもわかるとおり、海外展開に本格的に動き出そうとしている。そして登録者数560万人を超える『THE FIRST TAKE』の視聴者のおよそ3割は海外からだと以前に運営が公表しています。ジャニーズにとって海外からも注目されている『THE FIRST TAKE』への出演は絶対に実現させたかったはず。そこですんなり話がまとまったのが、やはりソニー所属のSixTONESだったということでは。元日の公開となったことから、『THE FIRST TAKE』側もこの企画に力を入れていることがうかがえます」(音楽ライター)

 今後ほかのジャニーズグループが同チャンネルに出演するのかも注目されるが、さらに気になるのは、楽曲のデジタル配信に踏み切るかどうかだ。『THE FIRST TAKE』で披露された音源の多くはそのまま配信リリースされており、DISH//の「猫」も「THE FIRST TAKE ver.」が配信されて2020年を代表するヒットとなった。しかしジャニーズといえばデジタル配信には消極的で、嵐などの一部をのぞけば所属タレントのほとんどが未配信の状態だが……。

「昨年はKis-My-Ft2がLINE MUSIC限定で一部楽曲を配信するなどの取り組みも見られ、実験的にサブスク解禁を試している動きがあります。また、SixTONESが今回『THE FIRST TAKE』で披露した『Imitation Rain』は、わざわざストリングスなどを配した特別なアレンジに仕立てられているので、リリースが期待されるところ。ソニーとしても『THE FIRST TAKE』に出演させたからにはぜひ出したいでしょう。

 YouTube戦略などを積極的に推進していると見られる滝沢秀明副社長がSixTONESを『音楽で勝負するグループ』と評していることからも、若手ジャニーズグループにおけるサブスク解禁の第一弾にSixTONESが選ばれる可能性はありそう。いきなり全面解禁とはならないでしょうが、シングル表題曲だけとか、まずは1stアルバムのみとか、限定的な解禁に踏み切るのではないでしょうか」(同上)

 はたして「Imitation Rain ~THE FIRST TAKE Ver.~」はリリースされるのだろうか。

加賀美ジョン(音楽ライター)

洋邦問わず、音楽にまつわる編集・ライティングで十数年。クレジットを眺めるのが趣味。

かがみじょん

最終更新:2022/01/06 08:00
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