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乃木坂46を語らせてください!#6

高山一実がいないとやっぱり寂しい。ポジティブ力で切り開いたアイドルの独自路線

文=川崎龍也

高山一実がいないとやっぱり寂しい。ポジティブ力で切り開いたアイドルの独自路線の画像1
高山一実2nd写真集『独白』(徳間書店)

 2021年に結成10周年を迎えた乃木坂46。その1年を振り返ると、草創期からグループを支えてきた1、2期生の卒業が相次ぎ、世代交代を強く感じさせる年でもあった。

 乃木坂46を去っていったメンバーたちは、グループや私たちファンに何を遺してくれただろう。このシリーズでは、2021年に卒業した8人のメンバーを順番に取り上げ、その軌跡を改めて振り返りたい。

 第6回目は、高山一実。

かずみんらしかったラストステージ

 2021年11月20日~21日に開催された『真夏の全国ツアー2021 FINAL!』をもって、乃木坂46から卒業した高山一実。もともとは9月に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により2カ月延期となっていたのだ。最後のコンサートでは、涙を浮かべつつも高山らしい笑顔あふれる雰囲気が感じられ、彼女はどこまでも乃木坂46のムードメーカーであり、メンバーから愛される存在なのだと実感した。

 28thシングル『君に叱られた』に収録されている特典映像『Documentary of Kazumi Takayama』では、高山とも仲の良い1期生の和田まあやが「誰からも好かれるのが高山一実」と高山の印象を話しているように、グループの雰囲気を明るく照らしてくれるようなムードメーカー的なポジションに、高山はいた。冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)でも持ち前のユニークさやバラエティ力で数々の名場面を生み出し、すっかり欠かせない存在に。高山がいなくなってからもう1カ月がたつが、今でも『乃木中』を見ると、心にぽっかりと穴があいたような心地がする。

 高山は1stシングル『ぐるぐるカーテン』から28thシングル『君に叱られた』までの全シングルで選抜入りを果たしてきたことからもわかるように、グループの中核を担ってきたメンバーだ。決してシングル表題曲でセンターを務める存在ではなかったかもしれないが、多彩な才能で自らの可能性を大きく広げていった。

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