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乃木坂46を語らせてください!#6

高山一実がいないとやっぱり寂しい。ポジティブ力で切り開いたアイドルの独自路線

小説家、バラエティMC…マルチなキャリアを開拓

 中でも大きな功績として挙げられるのが、グループ初となる小説家デビューだろう。2018年に上梓したデビュー作『トラペジウム』(KADOKAWA)では、アイドルである作者がアイドルを目指す主人公の物語を描き、累計発行部数が25万部を突破する大ヒット。国内のみならず、韓国、中国、台湾でも翻訳版が刊行されるなど、人気は世界にまで広がっている。現役女性アイドルが小説家としても成功する──このことは、アイドルの可能性を大きく広げる出来事だった。

 さらに高山が活躍の場として見いだしたのは、バラエティ番組のMCという立ち位置だった。2018年には有吉弘行とともに『オールスター後夜祭』(TBS系)のMCに抜擢されると、以降同番組のレギュラーMCに定着。クセのある芸人らをまとめるのは決して容易ではないはずだが、高山は持ち前のバラエティ力で見事な対応ぶりを見せていた。2020年4月からは産休入りした優香の代役として『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)のMCにも抜擢され、2021年10月には正式にMCに就任。これまで乃木坂メンバーが開拓してこなかった番組MCというポジションを確立したのが高山だったといえるが、その背景にはアイドル活動を通して培った安定感のある対応力があった。

 マルチなキャリアを築いてきた高山なら、独り立ちしても十分に活躍していけるだろう。テレビをつけて、高山の変わらないポジティブな笑顔が見られると、ホッとするのだ。

川崎 龍也(アイドルライター)

2019年よりフリーライターとして活動しつつ、現在は都内にあるWEBメディアでも勤務。主にアイドルのコラムやインタビュー記事を書いています。noteでは毎週アイドルの楽曲レビューを更新中です。

Twitter:@ryuya_s04

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かわさきりゅうや

最終更新:2023/06/22 00:48
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