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キンプリ“高く売る”、スノストなにわ“親しみやすく”? 令和ジャニーズ差別化戦略

文=田井じゅん(たい・じゅん)

King & Prince

 嵐活動休止後のジャニーズ事務所の屋台骨となるべく、順調に人気を拡大しているKing & Prince(以下、キンプリ)。1月16日には、初の地上波冠番組『King & Princeる。』(日本テレビ系、毎週日曜午後2時15分)のレギュラー放送もスタートした。

「ジャニーズグループの冠番組は他局も含めて多数ありますが、ゴールデンタイムでもないのにこの『King & Princeる。』は、出演者がやけに豪華。進行役は劇団ひとりで、パネラーには山崎弘也、ファーストサマーウイカ、ケンドーコバヤシ、若槻千夏、大久保佳代子といったバラエティーの一線級が惜しみなく投入されている。かなりお金もかかっているし、気合いも入っていますよね。日本テレビとしては、早い段階でのゴールデン格上げを狙っていることがうかがえます」(テレビ局関係者)

 キンプリは、各メンバーの俳優仕事も順調だ。永瀬廉は主演映画『真夜中乙女戦争』が公開中のほか、7月期の日本テレビ日曜日夜10時半の枠での主演起用が浮上しているとも報じられた。さらに岸優太も主演映画『Gメン』が秋に公開予定だ。

「キンプリには、本当にいい仕事が舞い込んでいますよね。まさにジャニーズの王道路線で、このままいけば本当に嵐クラスの大物グループになっていくのでは」(同)

 スター街道をひた走るキンプリとは対照的に、どちらかといえば“親しみやすい魅力”を発揮しているのが、キンプリより後にメジャーデビューしたSnow Man、SixTONES、なにわ男子の3組だ。

「Snow Man、SixTONES、なにわ男子のメンバーたちは、ピンでどんどんバラエティー番組などに出演しています。いうなれば“ひな壇タレント”としての仕事が多いわけで、それは“高く売る”スタイルのキンプリとは全く異なるアプローチ。YouTubeにしても、それぞれグループごとに公式チャンネルがありますが、キンプリが主にミュージックビデオをアップしているのに対し、スノスト、なにわはYouTuber的な企画動画も多くアップしていて、ファンにとっても身近で親しみやすく感じられる部分が多い。同世代のグループではありますが、キンプリとその他の3組とでは、立ち位置はかなり異なります」(同)

 親しみやすさを押し出す戦略が功を奏しているのか、Snow Man、SixTONES、なにわ男子は、確実にファンを増やしているという。あるメディア関係者はこう話す。

「ちょっと前なら、間違いなくキンプリが若手ジャニーズの中での一番人気だったんですが、最近は必ずしもそうではないんです。掲載された雑誌の売上なんかを比べても、Snow Manあたりがいちばん人気だったりします。スノスト、なにわはメディア露出が多いので、それだけライトなファンが増えやすいという傾向があるんだと思います。基本的に“スター”の枠は少ないけど、親しみやすいタレントの枠は多いですからね。キンプリと差別化を図る意味でも、スノスト、なにわがメディア露出を増やしていく方向性になったのは、正解だったと思います」

 キンプリと後輩3組の売り方が異なるのは、明確な理由があるという。

「キンプリは亡きジャニー喜多川氏が最後にデビューさせたグループで、ジャニーさん流の売り方が引き継がれている。一方、Snow Man、SixTONES、なにわ男子は、ジャニーさんが亡くなってからのデビューであって、滝沢秀明副社長流の売り方を実践しているわけです。今後のジャニーズ事務所は滝沢さんが大きな軸になっていくので、親しみやすさを押し出すスタイルが主流になっていくのかもしれません」(前出・テレビ局関係者)

 年々その影響力が薄れているとも言われるジャニーズ事務所だが、所属グループの売り方を変えてうまく差別化し、新たなファンを獲得するという巧みな戦略には脱帽するばかり。男性アイドルグループ界を牛耳る巨星は健在だ。

田井じゅん(たい・じゅん)

田井じゅん(たい・じゅん)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

最終更新:2022/02/05 12:00

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