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女子アナのフリー転身続き…いよいよ「局アナ不要論」に現実味!? フジが先鞭をつけるか

文=黒崎さとし(くろさき・さとし)

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フジテレビ

 加藤綾子アナウンサーや田中みな実アナ、鷲見玲奈アナなど、局アナからフリーに転身した女性アナウンサーの活躍が目立つ昨今。今年3月いっぱいで久代萌美アナが、4月いっぱいで久慈暁子アナがそれぞれフジテレビを退社し、フリーとして活動していくことも明らかになっている。

 まさにフリー女子アナ全盛期。芸能ジャーナリストの竹上光氏は語る。

「“女子アナ30歳定年説”も今は昔といった感じですよね。俳優がMCやコメンテーターをやったり、お笑い芸人が俳優をやったり、歌手やモデルがバラエティ番組に出演したりと芸能人全般のマルチタレント化が進むなか、女子アナの活躍の場も広がりを見せています。その結果、年齢や家庭環境に縛られることなく、息の長い活躍を見せる女子アナも増えているわけです」

 もっとも、こうした時代の変化の煽りを受けている存在もあるという。民放キー局の編成担当はこう嘆く。

「テレビ局がまさにそうですよ。毎年のように局アナを正社員として採用し、手塩にかけて育て、そこそこ使えるようになったかと思ったらフリーに転身されてしまいますからね。1人の女子アナを一人前に育てるのに最低1億円はかかると言われていますし、これほど費用対効果の悪い投資もないでしょう」

 こうした背景もあり、近年はどこの民放キー局もアナウンサーとして採用するのは、元タレントや元モデル、元アイドルなど学生時代から芸能活動の経験がある即戦力となりそうな人材になる傾向が強いというが……。

「確かに入社2~3年目からバリバリ活躍するような人もいますし、それなりのメリットはあるのかもしれません。でも、イチから育てていないぶん、局との関係性が希薄というか、あっさりと辞められてしまうことも多いですからね。何より元タレントなら、知名度を上げるための踏み台として割り切って女子アナをやるという考え方の人もいる。“即戦力採用”が一概にうまく機能しているとは言いがたい部分もあります」(前出の民放キー局の編成担当)

 そうしたなか、最近になってテレビ業界ではこんな聞き捨てならない噂も流れているという。

「ベテラン社員を対象に早期退職制度を導入するなど経営のスリム化を進めているフジテレビが、近い将来、新卒の正社員としての局アナ採用を廃止し、子会社の共同テレビとアナウンサー事務所のセント・フォースとともに立ち上げた『フォニックス』から女子アナを供給するというプロジェクトを水面下で検討しているというんです。元々業界内では、局アナを社員として雇うよりも芸能事務所などから供給してもらった方がいいのではないか、という意見はありましたが、不景気が続くなかでついにそれが現実になるかもしれません。しかも、フジほどではないにしろどこの局も経営状態はけっして芳しいものではないので、これが実現したら他局も追随する可能性が高いだろうともっぱらです」(番組制作会社)

 近い将来、局アナが消滅する日が来るかもしれない。

黒崎さとし(くろさき・さとし)

黒崎さとし(くろさき・さとし)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。

最終更新:2022/04/15 21:00

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