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オリラジ藤森慎吾、10年前の「中絶報道」の十字架を今もひきずる?

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藤森慎吾

 2020年12月末をもって吉本興業をコンビ揃って退所し、現在はフリーランスで活動するオリエンタルラジオの藤森慎吾。先日も、藤森の要請を受けて吉本から独立した美人女性マネージャーとのご飯の様子をSNSにアップし「週に2、3回ご飯に付き合ってくれます」と仲睦まじい様子を披露したが、「その裏では公私ともに今ひとつ波に乗り切れていない」(中堅芸能プロマネージャー)という声もある。

 レギュラー出演する『王様のブランチ』(TBS系)では、メインMCの佐藤栞里が新型コロナウイルスに感染したことで、4月23日・4月30日の2週続けてMCを代理。藤森は「今週はカチカチです。無理です、こんなもん、もう無理です」と苦笑いし、スタジオの横澤夏子から「オープニングが流れた瞬間に『もう無理だ』って」とその緊張ぶりを暴露されていたが、ある放送作家は、「まわしもちゃんとできるし、女性出演者へのフォローも完璧。でなければ長時間にわたる生放送の情報番組のMC代理なんて、制作スタッフ側も任せません」と藤森の評価を語る。

 2015年から続く中京テレビのグルメバラエティ『PS純金』、昨念から始まったテレビ東京系のeスポーツ番組『CHOTeN~今週、誰を予想する?』でもMCを務めており、その仕事ぶりには安定感があるが、さる芸能関係者は、「本来ならもっと売れていい」だけの実力があるものの、「10年前の事件」によってくすぶっているのではと指摘する。

 2012年11月発売の写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)では、当時交際が噂されていた田中みな実との2ショットデート姿が大きく報じられた。お互い独身同士の美男美女ということもあり、世間は大いに賑わったが、直後に発売された「週刊文春」(文藝春秋)では、別の女性を妊娠させ、慌てた藤森が、中絶費用と慰謝料の合計350万円を現金で渡した上、口外しない旨の誓約書にサインさせたと報じた。

 この影響で一時的に藤森はゲスト出演が決まっていた番組の出演を控え、相方の中田敦彦が代役を務める事態に発展した。

「個人事務所の藤森がいまもっとも欲しい仕事は、契約料の高いCM出演。独立後も、男性専用の美容クリニック、プログラミングスクールなどの広告塔を務めたが、いまひとつ伸び悩んでいる。また、コロナ禍の影響を受けてイベントに呼ばれる機会も激減。10年前の件に加え、その行動や発言が賛否呼びやすい相方の中田敦彦に付いて吉本を辞め、また退社後に吉本のマネージャーを引き抜くといった動きも、イメージを悪くしているようだ」(前出・芸能関係者)

 プライベートでも2017年ごろから年下のブラジル人とのハーフの女性との交際が報じられていたが昨年破局したことが判明した。結婚を考えていた藤森は女性に対しプロポーズするも断られ、“逆プロポーズ”待ちだったが、こちらも「10年前の一件が響いているのではと噂されている」という。

 もっとも、近年の藤森はバラエティとは別のステージでの活躍を希望している節があり、過去の女性問題は今の仕事には影響していないだろうと、別の芸能関係者は指摘する。

「2019年頃から俳優業に本格的に腰を入れて取り組んでおり、独立後には石原さとみ主演ドラマ『恋はDeepに』(日本テレビ系)で綾野剛の親友役を演じた。今年は、話題を呼んだ篠原涼子主演Netflixドラマ『金魚妻』に出演したほか、今月末から『何かおかしい』(テレビ東京系)、来月末から『空白を満たしなさい』(NHK総合)と、出演ドラマが控えている。さらに2019年から毎年ミュージカルにも挑戦、演技の幅を広げようとしており、友人の小栗旬にもよく相談しているようだ。もともと、芸人一本でやっていけるほどの実力はないと自身を客観視しており、いろいろなことに手を出してマルチに活動していく必要があるという考えで、そういうところが中田とも噛み合っている部分だろう。NHKドラマに出られるぐらいだから、“中絶騒動”が今でも尾を引いているなんてことはさすがにないはず。俳優業に力を入れるため、バラエティ出演が少なくなっているだけでは」

 俳優としてブレイクすれば、CM出演のオファーも殺到しそうだ。

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大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/05/23 08:00
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