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地方女子アナ“待遇”年々厳しく…「全国行脚で内定ゲット」も今後は難しい?

文=黒崎さとし(くろさき・さとし)

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磯貝初奈アナ公式Instagramより

 毎年、胸躍らせながらテレビ各局に入社するアナウンサー。かつては女子アナブームなどもあり、特に女性にとって憧れの職業とされていたが、厳しいテレビ不況の中でその構図が変わりつつあるようだ。例えば、これまでは会社の「顔」ともいわれてきた女子アナだが、その待遇が年々、厳しくなっているのはあまり知られていないだろう。

「地方テレビ局では経費の削減が著しい。アナウンサーでもっとも顕著なのは、これまで衣装代、メイク代について、手当てとして年間10万円程度支給されていたが、これが徐々に減額されている点。ボサボサの髪では視聴者の前に立てないのはもちろんのこと、衣装だって、同じ洋服を頻繁に使い回せない。女性アナたちは、スーツとネクタイのワンパターンで乗り切れる男性アナウンサーが羨ましいと嘆いています」(在京テレビ局関係者)

 また、テレビ不況が長引き、自社制作の番組も減少しているため、「出演枠」をめぐっての争いも絶えない。

「ローカル局で最大の露出が見込めるのは夕方の情報番組ですが、これを取りやめている局が続出しています。理由は単純で、経費の削減。午後6時台の全国ネットのニュースの後に流れる、ローカルエリアのニュースだけ自社制作し、前後は在京テレビキー局の情報番組をそのままネットする。関東地方の気象情報もそのまま流れてしまうため、視聴者からは『どこで放送している番組なんだ!』との苦情も入りますが……。差し替えるにも手間暇がかかるので、そういった声はスルーしているのが現状」

 実際に今春も静岡放送(TBS系)が、17年半続いた夕方ワイド番組を打ち切った。

 「表向きは視聴率低下を理由に挙げているが、実際には予算削減のあおりを受けた格好」(TBS関係者)

 こうした不況のあおりを受けて就職活動にも影響が出ているようだ。今でも、きらびやかな世界と信じてアナウンサーを目指す者は毎年いて、その夢を実現させるために全国行脚する者も少なくない。だが、これにも今後、制限がかかりそうだという。

「地方局ではここのところ、関東出身の女子アナを中心に、30歳前後でフリーに転身する人が後を絶たないからです。最近では、人気お笑いコンビ・オードリーと共演していた中京テレビの磯貝初奈(はな)アナウンサーが退社。彼女は東京出身で、『学びたいことができた』と辞める理由を語っていましたが、4月1日からいきなり大手キャスター事務所のセント・フォースに所属しました。

 ところが、地元出身の女子アナとなると、待遇については不満を口にしながらも居心地がいいので、いずれ部署異動でアナウンサーではなくなったとしても、そのまま辞めない傾向が強い。そのため西日本エリアでは『今後、地元出身者を中心に採用する』との方針を打ち出したテレビ局が複数あります」(地方局社員)

 当該局の関係者に話を聞いてみると、複雑な事情も見え隠れする。

「新人研修などを経て、アナウンサーとして1人前になるには最低でも3年はかかる。せっかく育て上げてもそこを踏み台にされて、定期的に人材が流出してしまうようなら、たまったもんじゃない。もともと、そうした状況を見越して地方のテレビ局では3年、ないしは5年の契約アナしか採らないところも多かった。うちは今のところ雇用期間を定めない正社員雇用のままでいく方針のようだ。やっぱり、ずっと局に残る人材を取らなきゃいけない」

 元読売テレビの川田裕美アナなどのように、地方局出身でも、フリーになった途端に脚光を浴びるアナウンサーもたくさんいる。彼女たちの後に続けとばかりに、今後もフリーランスになるアナウンサーが増えていきそうだ。

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黒崎さとし(くろさき・さとし)

黒崎さとし(くろさき・さとし)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。

最終更新:2022/06/14 13:00

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