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『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一リポーターを見守る会 #36

中丸雄一、『旅サラダ』で猫舌リアクションの新境地を披露、おかしなテンションになる

神田正輝が中丸のおかしなテンションを指摘

「なかまる印」後半戦で中丸が訪れたのは、備前市にあるバーベキュー場だった。ここで、牡蠣を使ったグルメを満喫するのだ。

 まず最初にいただくのは、牡蠣のアヒージョである。やはり、アツアツのグルメを食べさせられる中丸。見た感じ、「アヒージョ」という洒落た呼び方ではなく、「激熱のオイル煮」と形容したほうがふさわしいほど、マグマみたいなグツグツ加減だった。

 スタジオからは「熱いよ!」「ゆっくり!」「フーフーして!」と、心配の声が飛ぶ。……みんな、本当に心配しているのか? お約束の「熱いよ、熱いよ」コールが、そろそろお決まりのフリにしか聴こえなくなってきた。

三船 「フーフーして!」

神田 「あっついよ、それは!」

中丸 「あづい!!」

 ダチョウ倶楽部じゃないんだから。上島竜兵なら、「殺す気か!」と帽子を投げ捨てていたはずである。アヒージョを口にする瞬間、覚悟を決めたような表情になった中丸。明らかに、彼は笑いを取りにいっていた。ちゃんと体を張っている。面白いじゃないか。

 全員から「熱いよ!」と心配され、全力で「熱―い!」と叫ぶ、裏切らない猫舌丸。中丸の熱がるリアクションを、スタジオ全員が待っていた感さえある。勝俣州和は無責任に「いいぞー!」と喝采を上げているし。

 さらに、中丸のリアクションは「熱い~!!」から「うまっ!!」まで1セットになっている点が新境地だ。「熱い!」から「うまい!」へ行く流れの間に、確実にレールが敷かれている。

 でも、あんなに熱かったら味なんてわからないはずである。おいしさがまったく伝わってこないので、視聴者からすると「羨ましい」という感情より、ただ罰ゲームを見ている感覚に近い。絶対、中丸の口の中はでろでろになっていたはずだ。歌手なのに、喉や口腔内がやけどしたらどうするのだろう? アツアツ料理を一瞬で冷ますスキルを、サンタさんから是非ともプレゼントされてほしい。

 あと、「なかまる印」が生中継という点も、彼の猫舌に追い込みをかけている。すごく熱いのに、時間がないので頑張って口に放り込んでしまうリポーター・中丸。彼が闘っているのは熱さだけでなく、生放送の時間尺でもあるのだ。

 アビージョに続き、中丸が食したのは牡蠣がたっぷりのお好み焼きだった。どれもこれも熱いものばかりな、「なかまる印」がお送りする食レポ。全部の料理ができたてアツアツだ。

「今日の中丸君、元気でしょうがないじゃない」(神田)

 中丸のおかしなテンションを指摘する神田正輝。元気というより、寒さと熱さでやけくそ気味にテンションが上がっているだけだ。お好み焼きを食べる直前、「猫舌を心配させてしまってすいません」と詫びた中丸。謝らなくていい。あんなアビージョは、猫舌じゃなくとも遠慮したい代物だ。だから、謝らなくていい。

 最終的に「焼き牡蠣」、「牡蠣のアヒージョ」、「牡蠣お好み焼き」の3品を堪能した中丸。どれをとっても熱そうだった。そんな過酷な料理を猫舌の中丸がいただく「なかまる印」は、つくづく酷なコーナーである。猫舌だし猫背でもある彼は、全身のほとんどが猫だとも言える。

 4月からスタートした、中丸の『旅サラダ』レギュラー参加。彼はこうして2022年を無事に走り終えた。日本じゅうを深掘りしていたし、本当にお疲れ様である。

 さて、新年の『旅サラダ』は1月7日に初回放送を迎える。1発目のゲストは、ジャニーズの重鎮・東山紀之だ(ちなみに、22年1発目のゲストもヒガシだった)。

 おそらく、翌8日放送『必殺仕事人』(テレビ朝日系)番宣のための出演だろう。果たして、中丸との絡みはあるのだろうか? お手柔らかにお願いしたい。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2023/01/07 06:00
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