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広瀬すず、ドラマ“3連敗”で橋本環奈に差をつけられる? 『映画ネメシス』の勝機は…

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広瀬すず

 若手女優の代表格としての存在感を示すことができるか。

 広瀬すずと櫻井翔がW主演する『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』の公式Twitterが2月3日に更新され、その内容に注目が集まった。

 3月31日の映画公開に先立ち、広瀬と櫻井が楽屋と思われる場所でトークを繰り広げるなか、彼らの背後に、「大病院占拠」と書かれたTシャツを着用し、青鬼のお面を被った何者かがこっそりやってきて椅子に座る様子が映されていたのだ。

「同日は『#節分占拠』と題し、櫻井が主演中のドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)に登場する11人の鬼たちがそれぞれ関連番組のSNSをジャックするという企画を行っていましたから、その一環と思われます。『ネメシス』は2021年に日テレでドラマ版が放送されており、『大病院占拠』と一部掛け持ちしているスタッフもいるようなので、コラボが実現しやすかったのでしょう。青鬼を演じている人物の正体は、ジャニーズの後輩ですしね」(テレビ誌ライター)

 櫻井主演の『大病院占拠』は世帯視聴率の全話平均は7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と微妙ながら、ツッコミどころ満載な展開がネット上で話題を呼び、Twitterのトレンド1位になるほどの大盛り上がりとなっている。

「“実況向き”ということもあってかリアルタイムで観る人が増えているようで、初回の7.2%から、2月4日放送の第4話は同番組最高の7.8%となるなどじわじわ視聴率が伸びてきていますし、見逃し配信も好調ですね」(同)

 一方、広瀬が現在主演中のドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)は、King & Prince・永瀬廉との共演ということもあってSNSでの反響は大きいが、視聴率は初回8.0%から第3話で5.9%にまで転落。全話平均は現時点で6.8%で、今期ワースト5に入る。

「さらに、見逃し配信も落ち込んでいます。第1話こそ、1月17日~24日のTVer、TBS FREE、GYAO!、YAHOO!での合計値で火曜ドラマ枠の歴代最高となる260万回を叩き出すなど反響がありましたが、TVerでは如実に動きが鈍ってきており、同じく火曜放送のラブストーリーとなる吉高由里子主演の『星降る夜に』(テレビ朝日系)にTVer総合ランキングで逆転されることが続いています。『夕暮れに』は急展開が続くストーリーの問題に加え、とにかくヒロインとなる主人公のキャラクターが不評。演じている広瀬ですら、VTRで客観的に観ると『こんなにうざかったんだ』と驚くほどですからね。映像の美しさと広瀬・永瀬のビジュアルでなんとかもっているドラマですよ」(同)

 人気女優の広瀬だが、民放での連続ドラマの主演作がどうにもふるわないようだ。2018年の『anone』(日本テレビ系)は全話平均6.1%、2021年の『ネメシス』(同)は櫻井とのW主演作ながら全話平均8.6%にとどまっている。

「『夕暮れに』もここから盛り返しそうにないですし、主演連ドラの“3連敗”が濃厚。さらに『夕暮れに』がこのまま落ち込み、『anone』を下回る成績となれば、広瀬主演ドラマの最低視聴率ともなりそう。『映画ネメシス』では同世代のライバル・橋本環奈と共闘することとなりますが、橋本は昨年の『NHK紅白歌合戦』での司会ぶりが絶賛されましたし、『夕暮れに』の後枠で始まる4月期の『王様に捧ぐ薬指』で満を持して地上波連ドラ初主演。こちらも相手役はジャニーズのHey! Say! JUMP・山田涼介ですから、『夕暮れに』が『王様に捧ぐ薬指』に負けるようなことがあれば、広瀬は橋本に差をつけられる形ともなりそう。主演映画でも、広瀬はこのところヒットから遠のいている一方、橋本は昨年の『カラダ探し』も興収11億円突破とまずまずの好成績でしたからね」(週刊誌記者)

 苦しい状況にある広瀬だが、『大病院占拠』が『映画ネメシス』にとって追い風になる可能性もあるという。

「『大病院占拠』は、櫻井がとても“男臭い刑事”に見えないうえ、アクションシーンには『どんくさい』『足が遅い』といった声が飛び交い、刑事活劇は向いていないというのが視聴者の一致した意見。一方、『ネメシス』ではポンコツ探偵役で、櫻井にはこちらのほうが合っていたと見直されています。また、『ネメシス』で広瀬演じる探偵助手は身体能力に優れ、インドの武術であるカラリパヤットの使い手という設定ですが、キックボクシングに通う広瀬のアクションはキレキレで櫻井とはレベルが違うので、映画版で改めて“広瀬はすごかった”と再評価されるのでは」(同)

 女優としては姉の広瀬アリスとも立場が逆転してきた印象のある広瀬。『夕暮れに』が振るわないなか、なんとか『映画ネメシス』で結果を残したいところだが、はたして……。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/04/28 13:14
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