離婚報道飛び出た木村拓哉と工藤静香「どこから？」振り回されるテレビ関係者たち

　突然、木村拓哉と工藤静香に離婚報道が飛び出た。

　事の発端は、3月2日発売「FRIDAY」（講談社）が報じた、＜工藤静香に「キムタクと電撃離婚説」を直撃してみたら＞という記事である。

　実は、テレビ業界では、キムタクと静香の離婚の噂は以前からまことしやかに囁かれていたのだという。

「『FRIDAY』がキムタクの離婚を報じるらしいと、テレビ業界で2月末に噂が出ていました。一応、民放各局は事実確認に動いていたのですが、肝を冷やしたのが4月から月9でドラマ『風間公親―教場0―』を放送するフジテレビです。ジャニーズ事務所をはじめ『FRIDAY』の記者などに対して、離婚記事がどういった形で報じられるのかを確認したとか。実際は、噂レベルの報道だとわかり安心したようですが、広告代理店も含め一時は大騒動になりました」（民放関係者）

　当該記事をよく読むと、「フジテレビ周辺」からこの離婚の噂が出たとのこと。さらに、昨年末のNHK『紅白歌合戦』で、工藤と元カレのYOSHIKIが仲睦まじくしている様子を関係者が暴露している。

　実際、「FRIDAY」が工藤に突撃取材すると、豪快に笑い飛ばされた……というオチで締めくくる記事なのだが、この離婚説は一体、どこから降って湧いたもなのなのか？

「フジテレビ周辺から噂が出たというのは、にわかに信じられないものです。報道後、社内では『風間公親―教場0―』の編成と広報の担当者が、関係各所に事実確認を行っていたくらいですから……。ただ、『FRIDAY』に『フジテレビ周辺から（噂が）出た』と報じられたことで、ジャニーズ事務所から局に問い合わせが来ている。一度はジャニーズ事務所に離婚を確認しているのに、今度は逆にフジが確認させられるハメに。現在は、ドラマ関係者を中心に“犯人探し”が進んでいます。ただ、なんとも奇妙な話で、なぜ今回の離婚報道が突然出たのかはナゾのままです」（フジテレビ関係者）

　これまで、おしどり夫婦と言われていた木村と工藤。娘のCocomiとKōki,もそれぞれのジャンルで活躍しており、プライベートも順調だと思われる。しかし、今回の離婚報道の前から、2人の間には微妙なすれ違いがあったとの情報もある。

「木村さんは、主演映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の宣伝で、昨年末から激務をこなしている。しかも、そのままドラマ『風間公親―教場0―』の撮影に突入しているので、ホテルに泊まるなどして家族に会わない日も多いようです。現在も絶賛撮影中で、さらにドラマは来年に映画化の話が早くも浮上している。4月までドラマを撮影し、そのまま6月まで劇場版の制作に突入するとも言われており、木村さんは今年もかなり忙しいスケジュールをこなすことになっています」（民放関係者）

　これまでなら、芸能界と距離をおいて、家庭を優先していた工藤が献身的に木村を支えていた。しかし、昨年末からその関係性は激変したとか。

「工藤は、木村の世話よりも娘のCocomiとKōki,のプロデュースに忙しい。海外志向が強い工藤は、フルート奏者のCocomiがニューヨークのコンサートに参加する“海外デビュー”の準備に昨年末からかかりきりだった。また、Kōki,が出演する映画の選定や、モデルとしての売り込みなど、木村と同じくかなり多忙を極めています。木村は、撮影を終えて家に帰っても、誰もいない日が続いているようです」（スポーツ紙記者）

　そんな工藤が元彼のYOSHIKIと交流を持ったのも、Cocomiの売出しを相談したことがきっかけだったという。

「工藤は、これまではやはり木村に遠慮してYOSHIKIに連絡をしていなかったようです。しかし、Cocomiがデビューするにあたって相談したいことが増え、最近ではLINEを交換して頻繁にやり取りしているとか。YOSHIKIはクラッシックの世界でも顔がききますし、Cocomiの世界進出をバックアップしてくれている。今後、娘の仕事を通じてYOSHIKIと工藤がまた親密になる可能性は十分にあります。木村としては、娘のためとはいえ、妻が元カレに相談しているのは面白くないところでしょう。こういった話が尾ひれをつけて広まり、今回の離婚疑惑につながったのでは」（同上）

　仲が良さそうに見えていた木村と工藤だが、娘を巡ってささいな亀裂が生じているのかも。木村もここまで子育てを頑張ってきたのに、YOSHIKIに良いところを持っていかれたら「ちょ、待てよ！」と言いたいところかも。

小林真一（フリーライター）

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち