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キンプリ神宮寺、ファンの“推し活”に「届いてる、でも無理しないで」と細やかな心遣い

キンプリ神宮寺、ファンの“推し活”に「届いてる、でも無理しないで」と細やかな心遣いの画像
じぐひら(神宮寺勇太と平野紫耀)

 King & Princeの神宮寺勇太に対し、プロ意識の高さとファンへの心遣いの細やかさを称賛する声が集まっている。

 プロ意識の高さが浮き彫りになったのは、グループの冠バラエティ番組『King & Princeる。(キンプる)』(日本テレビ系)での一幕だ。神宮寺については、2月2日に番組の公式サイトで「メンバー神宮寺勇太さんが、今月放送予定の料理企画の収録中に、右手の掌の一部に火傷をいたしました」「ただちに収録を抜けて病院にて治療、診察を受けたところ、日常生活に支障がでない状態に戻るまで1週間程と診断されました」「今回の収録中の負傷につきまして、神宮寺さんをはじめ、関係者の皆様に深くお詫びを申し上げます」などとする謝罪文が掲載されていた。

 発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)が、アクシデントが起きた料理企画は同25日に放送された人気コーナー「日本語禁止!English Cooking」ではないかと指摘。放送では、神宮寺は永瀬廉と組み、平野紫耀と高橋海人のチームと対戦。岸優太からの英語の指示を受け、イカスミパスタを作ることになったが、パスタをゆでる時に神宮寺が一瞬いなくなり、再び現れた時には右手を後ろに隠していたほか、盛り付けでも左手だけを使っていたことで「この時に火傷したのでは」との声がファンからも多くあがっていたのだ。

 結果発表のシーンでは、高橋の髪色が調理中とは変わっており、神宮寺は火傷を負いながらも視聴者に悟られないように調理シーンだけ収録してから病院へ行き、別日に結果発表を撮り直したとみられている。

 これを受けて、ネット上のファンからは「右手を心配かけないように隠してて、火傷したって知らなかったら気づかないレベル。ずっと笑顔なのもプロすぎる」「右手を隠して最後まで頑張った神宮寺くん、プロ意識ほんとすごい」「火傷しても笑顔でやり抜くって、プロのアイドルだなー」といった感嘆の声が多く寄せられた。

 おそらく、神宮寺はセッティングしてくれたスタッフらへの配慮もあって、火傷を負いながらも、予定通りに収録できるように頑張ったのだろう。そうした細やかな心遣いは、ファンに対しても向けられている。

 グループで表紙を飾った発売中の「月刊TVnavi」4月号(産経新聞出版)にメンバーたちのインタビューが掲載され、それぞれがファンへの思いや感謝の言葉を述べているのだが、その中でも神宮寺の心遣いは突出していた。神宮寺は「僕らの楽曲の再生数を伸ばしてくれたり、CDを頑張って買ってくれていること、僕たちにしっかり届いています。本当にありがとうございます」と、ファンの“推し活”に触れ、感謝の気持ちを示した。

 近年のアイドルファンは、“推し”にもっとも貢献できる方法をファン同士でシェアし合い、ストリーミングの再生回数増、SNSのトレンド入り、CD等の売り上げ増などを行うケースが多く、このような行為はビルボードジャパンなどからは「チャートハック」などとも表現されている。ジャニーズファンも例外ではなく、どのようにYouTubeの再生回数を増やせるか、CD複数枚を購入する場合はどういう買い方であればチャートに反映されのか、などの情報を共有し合っており、特に5人体制が残り少ないKing & Princeの場合は、「ツキヨミ」のミュージックビデオの再生回数1億回突破を目指していたり(9日時点で9500万回以上)、最新シングルのミリオン達成のためにファンが力を合わせている状況だ。

 そうした状況を知っているのだろう、神宮寺は、「でも、無理はしないでほしいな。買って下さるのは、自分が好きなものだけで僕はいいと思うし、メンバーもそういう考えだから。ホントにいいと思った作品を手にとって欲しい」とファンを気遣った上で、「今あらためて、ファンのみんなの『僕らを支えたい』っていう想いは伝わっていますよ、と伝えたいですね」などと語っている。

 事務所的にはあまり触れたがらないファンの“非公式”な応援活動にあえて言及し、無理はしないでほしいと思いやりながら、メンバーたちに思いは届いていると明言するという、アイドルとして100点満点のファンへのメッセージといえるだろう。

 そうした気遣いはメンバー相手にも発揮され、2月に永瀬がラジオ番組で語ったところによると、アミューズメント施設でのロケ帰りに神宮寺が「おいっ、プリクラあんぞ!」「5人で撮ろうぜ!」と発案。メンバー全員でプリクラを撮影し、落書きコーナーで「ズッ友」と書くなど大はしゃぎとなり、永瀬、高橋、神宮寺はスマートフォンにデータ送信したプリクラ画像を待ち受けにするなど大切な思い出になったという。

 永瀬はプリクラを見かけた時に「懐かしいなー」程度にしか思わなかったそうで、他のメンバーも同様だったとみられるが、そこで「5人で撮ろう!」と提案できるのは神宮寺の人柄あってこそなのだろう。

 神宮寺は5月22日をもって平野や岸と共にグループを脱退し、ジャニーズ事務所も退所(岸は秋に退所)すると発表している。これほどプロ意識が高く、周囲への気遣いができる神宮寺がグループを去らなくてはならなくなった理由については疑問が残るが、はたして彼はどんな思いで5月22日を迎えるのだろうか。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/03/09 21:00
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