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那須川天心のボクシングデビュー戦を“スルー”の亀田兄弟、YouTuberとしてのセンスなし?

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「亀田興毅・大毅が那須川天心のボクシング界入りを語る!」(亀田興毅×亀田大毅の3150チャンネルより)

 4月8日に行われた那須川天心のプロボクシングデビュー戦は日本中の注目を集めたが、日本バンタム級2位の与那覇勇気を相手に判定勝ちという結果となった。

 KOできなかったことで消化不良となったが、逆に「プロ」がどんな感想を持ったのかも気になるところ。再生数の稼ぎ時とあって、YouTubeチャンネルを持つ元世界チャンピオンらもこぞって天心戦の解説動画を投稿している。

「伝説の王者・具志堅用高は『70点』と採点。また、ハードパンチャーとして鳴らした内山高志が『課題はパワー』と分析すれば、元二階級王者の京口紘人は『パワーはある』と真逆の感想だったのも面白かった。元キックボクサーの魔裟斗は『パワーよりもスピードのある体を作ってきた』と語るなど、プロの目をもってしても、評価は一定しないようです」(スポーツライター)

 そんななか、この話題に沈黙を貫いているのが亀田兄弟だ。三兄弟で世界チャンピオンとなり、かつては連日メディアを騒がせた彼らは、2021年に長男の興毅と次男の大毅が共同でYouTubeチャンネル『亀田興毅×亀田大毅の3150チャンネル(旧・OROCHI TV)』を開設している。

 亀田兄弟と天心といえば、2019年にABEMAの企画で、亀田興毅がキックボクサー時代の天心とボクシングルール(ヘッドギア装着でグローブは12オンス、3分3ラウンド)で対戦。3回からはお互いにヘッドギアを外して殴り合うも、互いにダウンは奪えないまま終了のゴングが鳴った。

 この時も興毅は「天心君強いですよ。これからボクシングに来たほうがいい」などと言っていたが、今年2月9日には、天心のプロテスト合格を受けて私見を語る動画を早々に公開し、興毅は「拳を合わせたのもあるけど、2年は必要かな。2年で対応できたら素晴らしいボクサー」と評していた。それだけに亀田兄弟が天心のデビュー戦を解説すれば、大きな話題となったはずなのだが、しかしなぜか今のところ“スルー”している状態なのだ。

「現在、亀田兄弟のYouTubeチャンネルの登録者数は約6.7万人。総再生回数は3700万を超えてはいるものの、これは440本以上も動画を上げたうえでの結果で、100万回再生を超えた動画はこれまで1本だけ、400本近くは10万回再生以下と、一世を風靡した元世界王者としてはやや寂しい状態です。引退後、ジムの会長を務めていた興毅は現在、そのポジションを大毅に譲り、自身が創業者として立ち上げた『3150FIGHT』のプロモーターとして活動。YouTubeに上がる動画も最近は大半が興行絡みとなっており、天心への興味はそこまで大きくないのかもしれません。そもそもYouTubeで稼ぐ気もなさそうですが、多くの格闘家YouTuberたちが動画を挙げて高い再生数となっているのを見るにつけ、YouTuberとしての嗅覚はイマイチですね」(YouTubeライター)

 元世界2階級制覇王者でWBA世界スーパーバンタム級1位の三男・和毅は、天心との対戦を熱望しているだけに、「和毅VS天心」の予想動画でもアップすれば話題にはなりそうだが……。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/04/12 07:00
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