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WBC世界一メンバーも…“総額13億円”ホークスナイン「異例の徒歩帰宅」が物議

WBC世界一メンバーも…“総額13億円”ホークスナイン「異例の徒歩帰宅」が物議の画像
写真/GettyImagesより

 年俸の総額は13億円超――世界一に輝いたワールド・ベースボール・ クラシック参加選手含め、福岡ソフトバンクホークスの高額年俸者たちがぞろぞろ徒歩でご帰宅……こんな珍事が千葉・ ZOZOマリンスタジアムの試合後に起こったという。

 ファンが目を疑う光景が繰り広げられたのは4月21日の夜、千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークス戦の終了後のことだった。同日の試合は令和の怪物こと、ロッテ・佐々木朗希投手が先発登板。7回を投げて3安打無得点に抑えて今シーズン3勝目を挙げており 、強打が売りのホークス打線は手も足も出なかった。

 現場に居合わせたホークスファンはこう振り返る。

「試合にガッカリして試合が終わり最寄りのJR海浜幕張駅に歩いて行こうとしたら、背番号が書かれたリュックを背負った大男が球場裏口からこちらのほうに歩いてきた。まさか選手が……?と思って少し待っていたら、予想どおり、試合を終えたばかりの柳田悠岐選手たちがゾロゾロとファンに混ざって出てきたのです」

 確かにSNSでも当日夜、ファンと交流しながら、宿舎にしている最寄りの高級ホテルへと徒歩で移動している選手の様子が動画でアップされている。

「動画には柳田のほか栗原陵矢、周東右京、WBCでも大活躍した近藤健介の姿も。聞けば試合後、本来ならバスに乗って宿舎に帰るはずだったが、近藤が『歩いて帰れますよ』と音頭を取った結果、球場裏のごみ置き場横にある通路から抜けてそのまま帰ってしまったという。佐々木朗に全く歯が立たず、取材を受けたくない一心で、待ち受けた報道陣を回避した行動の結果のようです」(球界関係者)

 試合後、現場にいた報道陣も騒然としていた。

「試合後、藤本博史監督ら首脳陣は関係者通路に出て取材対応したのに、いつまで経っても選手が出てこない。選手だけで反省を兼ねたミーティングでもしているのかなと思っていたら、関係者が血相を変えて『もう帰りました……』と報告された。日本の安全神話などとうの昔、著名人が雑踏を歩くのはリスクが高く、『選手をちゃんと管理できていないのでは』 と球団側の対応を批判する声も少なくなかった」(スポーツ紙記者)

 当然、この“徒歩帰宅”は異例の行動だ。過去にパ・リーグでプレーヤーとして活躍した球界OBは、「他の球団でも、日が明るいデーゲーム後なら、若手選手が球場から宿舎まで歩いて帰ることはありますが、レギュラークラスとなれば異例。ケガやトラブルに巻き込まれなかったのはよかったが、安全を考えても今の時代は避けたほうがいいでしょう」と語る。

 体が資本の選手に何かあれば、自軍だけの問題で済まなくなる。次は佐々木朗を打ってストレス解消をして欲しいものだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/04/26 09:00
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