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タッキー肝いりジャニーズJr.「IMPACTors」退所時期は不明のまま…Love-tuneの二の舞いに?

タッキー肝いりジャニーズJr.「IMPACTors」退所時期は不明のまま…Love-tuneの二の舞いに?の画像
ジャニーズアイランドが運営する「ISLAND TV」より

 昨年11月1日、ジャニーズ事務所の副社長で、関連会社ジャニーズアイランドの社長だった滝沢秀明氏が退任・退社したことが発表された。滝沢氏が立ち上げた新事務所の動きにも注目が集まるなか、一方で滝沢氏が名付け親となったジャニーズJr.グループ「IMPACTors」は退所すること自体は確定しているにもかかわらず、退所の時期が不明なまま5カ月近くが過ぎており、ファンの混乱が広がっている。

 7人組のIMPACTorsは、2020年10月16日の『ミュージックステーション』2時間スペシャル(テレビ朝日系)の生放送の中でグループ名が明らかになるという鮮烈なデビューを果たし、翌年9月には明治の「TANPACT(タンパクト)」シリーズのCMに抜擢されたほか、メンバーの佐藤新は昨年『高良くんと天城くん』(MBS)でドラマ初主演を経験し、Snow Man・目黒蓮が出演していた大ヒットドラマ『silent』(フジテレビ系)や、目黒主演で現在大ヒット中の映画『わたしの幸せな結婚』にも出演。また、基俊介はドラマ/舞台『ぴーすおぶけーき』(日本テレビ系)で主演したり、SixTONES・ジェシー主演の『最初はパー』(テレビ朝日系)に出演したのを始め、他のメンバーも舞台やバラエティで活躍していた。

「ジャニーズJr.のプロデュースを担うジャニーズアイランドの当時の社長だった滝沢氏の肝いりということもあって、IMPACTorsの名前をもらってからは明らかに“推されている”グループの1組でしたが、滝沢氏の突然の退任劇により、不遇の立場に一転するのではと危惧されました。実際、一部報道では“滝沢氏が名付け親となったあるグループ”の単独コンサートが事務所の以降で直前で白紙撤回されてしまい、それが滝沢氏退任のきっかけとなったとも伝えられました」(アイドル誌記者)

 その不安は的中し、昨年末発売の「週刊文春」(文藝春秋社)が7人全員で退所する意向を事務所側に伝えたと報道。滝沢氏の後任としてジャニーズアイランド社長に就任した元V6の井ノ原快彦と12月に面談し、メンバー全員での退所を申し出たという。そして1月1日、「デイリー新潮」に井ノ原社長のインタビューが掲載され、IMPACTorsの退社報道についてあっさりと事実だと認めてしまった。

「井ノ原によれば、12月中旬に彼らの楽屋を訪れた際に向こうから突然切り出されたとのこと。話し合いは短時間で、その場で了承したそうです。彼らの決断を尊重したかったようですが、それにしても即断すぎる。滝沢氏が電撃退社してしまい、事務所に自分たちの居場所がないことを、井ノ原もわかっていたのでは」(芸能記者)

 今春には続々と出演していた番組から姿を消していくことに。NHKのジャニーズJr.番組『ザ少年倶楽部』には3月10日放送回をもって出演が途絶え、またメンバーはそれぞれ地方局の情報番組でレギュラーをもっていたが、これも軒並み終了。テレビ静岡の『くさデカ』に2021年1月より出演していた佐藤が、今年3月18日放送回で同番組を卒業したのを皮切りに、影山拓也はNST新潟総合テレビの『スマイルスタジアム』、鈴木大河はとちぎテレビの『イブ6プラス』、松井奏は福島テレビの『サタふく』、基は仙台放送の『あらあらかしこ』をそれぞれ卒業していった。

 IMPACTorsは『東西ジャニーズJr. Spring Paradise』で3月上旬に大阪松竹座で公演を行ったのに続き、5月下旬には東京・日本橋三井ホールで公演を行うことから、5月をもって退所するのではとの見方が強まっていたが……。

「三宅健も、劇団☆新感線の舞台の千秋楽の翌日となる5月2日に退所することを発表していることもあって、5月説は確かに有力とみられていました。ただ、『Myojo』(集英社)での連載が4月発売号の時点で『残すところあと2回!』とあり、少なくとも6月まではまだ事務所にいるのではとの期待が高まっています。Kis-My-Ft2・北山宏光の退所を報じた『週刊文春』の記事でも、変わらずIMPACTorsの退所時期については『年内』と記すにとどまっているため、ファンは『勝手に5月末で退所だと思ってるんだけど、違うの?』『夏が来るのか来ないのか』『いつまで続くのかだけ教えてほしい…』『いい加減IMPACTorsの退所日教えて下さい!』など大いに混乱しています。通常、ジャニーズJr.は特に発表もなくひっそりとプロフィールが消えたことで退所が明らかになるもので、事務所サイドも卒業時期をわざわざ発表する気などないのかもしれませんが、社長が退所を認めた手前、いつまで所属しているのかはっきりしないのは、とても事務所が掲げる『ファンファースト』ではないですよね」(女性誌記者)

 ジャニーズJr.公式エンタメサイト「ISLAND TV」での動画更新も昨年12月25日を最後に止まっており、『滝沢歌舞伎ZERO』には2021年・2022年と2年連続で出演してきたものの、その終幕となる『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』から外されてしまったIMPACTors。5月の公演を最後に、このまま契約終了まで特に活動もないまま終わるのではないかとの不安の声も広がっている。

「グループ全員で退所したLove-tuneがそうでした。横浜アリーナで単独公演を開くほど人気でしたが、2018年に入って急に露出が減少。同年11月末に、グループの解散とメンバーの退所が正式発表されましたが、『文春』の報道によれば、2018年1月にLove-tuneのメンバーが契約書にすぐにサインをしなかったことで急に冷遇されたとか。事務所はこれまでジャニーズJr.と正式な契約書を結んでおらず、このとき初めて説明会が開かれ、個々に契約書を結ぶようになったのですが、メンバーは一旦持ち帰ってゆっくり考えたいとし、事務所側もそれを受け入れたにもかかわらず、ジュリー社長の意向で冷遇が始まり、解散・退所に追い込まれたといいます。IMPACTorsについては自分たちから退所を申し出たなど、Love-tuneと異なる部分も少なくないですが、タッキー色の強い彼らにジュリー社長は興味がないといわれており、ファンも『Love-tuneのように退所まで干されるのでは』と不安で仕方ないようです」(同)

 井ノ原は「寂しい反面、同じ男として、同じジャニーズとして彼らを気持ちよく送り出したい」と語っていたが、はたしてファンはIMPACTorsの卒業を気持ちよく迎えられるだろうか……。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2023/04/28 13:00
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