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SixTONES松村北斗、二宮和也に続く? 「グループ所属したまま退所」の新たな選択肢で独立説に現実味

松村北斗

 嵐の二宮和也が24日、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)から独立したことを発表した。活動休止中の嵐を脱退することなく、メンバーであり続けながらソロの仕事は個人で行なっていくという新たな道筋を示したことで、これに続く旧ジャニーズ所属のメンバーが現れるのではと指摘され、その有力候補としてSixTONESの松村北斗が浮上している。

 旧ジャニーズは新たなエージェント会社を設立し、タレントと個人契約する新体制に移行することを発表している。だが、二宮は「1回目の事務所の会見以降、自分の活動にも多くの影響が起き始め、正直な話、僕も怖くなったし、不安な気持ちにもすごくなり、これからどうしていこうかなと考え始めました」とし、自身の将来を考えた結果として独立を決意。通例ならグループも同時に脱退となるが、二宮は「また嵐が再開する、活動するというときはもちろんメンバーとして活動も一緒にやっていきます」と、嵐のファンクラブ会報などのコンテンツには今後も参加していくと報告した。

 二宮は俳優としての評価が高く、放送中のフジテレビ系ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ』や公開中の映画『アナログ』に出演しているほか、今後も多数のドラマや映画が控えているとみられる。ジャニーズ性加害問題の影響で旧ジャニーズ所属のタレントが出演する作品については、「スポンサーに配慮して制作延期になった」「企画段階でスポンサーを集めづらくなっている」といった情報が飛び交っており、二宮も大きな影響を受けたようだ。本人の活動はもちろんのこと、共演者やスタッフのことを考えると、「これ以上の迷惑はかけられない」という思いもあったのだろう。

 同じく俳優業を中心にしていた元V6の岡田准一は11月いっぱいでの退所を発表しているが、グループに所属しているメンバーに関しては「事務所を離れるとグループ活動ができなくなる」という事情から、独立が難しいとの指摘があった。しかし、二宮が「グループ活動は事務所、ソロ活動は個人」という新たな道を示したといえる。

 そうなれば、グループに所属しながら俳優として活躍しているメンバーは、二宮と同じパターンで独立したほうが圧倒的に活動しやすくなるだろう。そこで二宮に続きそうだと注目されているのが、人気と実力を兼ね備えた若手俳優として評価されているSixTONESの松村北斗だ。

 松村は、2021年後期のNHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で上白石萌音が演じるヒロインの夫役を好演したことで俳優としての注目度が高まり、翌年には大ヒットアニメ映画『すずめの戸締まり』で、声優初挑戦とは思えない演技力が業界の内外で絶賛された。同年公開の映画『ホリック xxxHOLiC』で「第46回日本アカデミー賞」の新人俳優賞を受賞し、今年7月期に西畑大吾(なにわ男子)とW主演したテレビ朝日系ドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』も好評。来年2月には、上白石との「カムカムコンビ」でW主演する映画『夜明けのすべて』の公開も控えている。

 まさに俳優として上り調子で「これからが一番大事」という時期であるだけに、旧ジャニーズ所属というだけでスポンサーに敬遠されるなどの影響が出てしまったらもったいない。実際、今月初旬には「週刊文春」(文藝春秋)が木村拓哉の独立説を報じる記事の中で、松村の退所の可能性を匂わせていた。

 しかし、松村はテレビや雑誌のインタビューで「絶対グループを辞めないって決めてます」「僕はグループ活動に並々ならぬ執着がある」などとたびたび語っているため、ファンからは「絶対に独立はない」との声が上がっていた。だが、二宮の退所によって「グループに残りながらソロ活動では独立する」という道ができたことで、松村の独立説の信憑性が高まってきたといえそうだ。

 さらに、松村はグループ活動への強い思いがありながらも、5月にファッション誌「CLASSY.」(光文社)のインタビューで「帰る場所はグループだってよく言われるけど、帰ってくるところは一個人としての松村北斗じゃないと、グループに甘えすぎじゃないかなと僕は思うんです。図式としては芯に松村北斗があって、そこからグループやお芝居やエッセイなどの仕事が一つ一つ独立して繋がっているようなイメージ」と語っており、彼が考えるグループとの関係性は二宮の独立パターンと重なる部分が大きい。

 この状況にネット上のSixTONESファンも動揺しており、SNSでは「ニノが独立って聞いて、北斗はどうなるだろうって真っ先に思った」「二宮くんのパターンが許されるなら、俳優として成功してほしいから北斗も独立したほうがいい気がする」といった声が少なからず上がっている。

 はたして、松村はどんな選択をするのか。さらに、俳優業中心の旧ジャニーズ所属メンバーとして、生田斗真、風間俊介、木村拓哉らの動向も気にかかる。いずれにしても、二宮の独立によって新たな選択肢が生まれたのは大きな意義があり、所属タレントたちの今後の動きに影響を与えそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/10/26 18:00
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