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桑田佳祐&松任谷由実のデュエット曲と生歌唱が紅白の救世主なるか

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桑田佳祐(写真/Getty Imagesより)

 サザンオールスターズの桑田佳祐とユーミンことシンガー・ソングライターの松任谷由実の初デュエット曲「Kissin’Christmas(クリスマスだからじゃない)2023」を12月20日に緊急リリース、CD発売に先駆けて11月27日午前0時から先行配信されている。

 同曲は、もともと、1986年に日本テレビ系で放送された伝説の音楽番組『メリー・クリスマス・ショー』のために制作された、作詞・松任谷由実、作曲・桑田佳祐による同名楽曲を桑田&松任谷名義による初タッグでリメイク。各メディアによると、1986年には2人での歌唱はなかったが、今作では原曲の世界観はそのままに大胆にアレンジ。デュエットを新録し、バックコーラスで桑田の妻でサザンのキーボード、原由子も参加したという

 きっかけは松任谷のオファー。2018年の『NHK紅白歌合戦』でサザンが「勝手にシンドバッド」を披露中、桑田の頰に松任谷がキスして一緒に歌った歴史的コラボを機に関係が深まり、21年末に松任谷が桑田に手紙を送ってリメイクを熱望したという。

 当時、桑田はソロ35周年、松任谷も昨年の50周年の準備と多忙でかなわなかったが、今年4月に2人で食事した際、戦争などにより不安や悲しみが世界を覆っていることから、桑田が「何か世の中に明るい話題を届けることができないか?」と話を進め、夢コラボが実現したという。

「目玉は間奏部分。桑田のアイデアで自身のソロ曲『波乗りジョニー』、松任谷の『恋人がサンタクロース』など、それぞれの名曲をつなげてひとつにし、互いの楽曲を歌い合っていくなど遊び心満載に仕上がっている。桑田の公式ユーチューブチャンネルでは音源がフルバージョンで公開されているが、再生数は28万回(11月28日現在)。ネット世代の若者たちにも刺さったのかもしれない」(レコード会社関係者)

 今年はサザンが45周年、松任谷は昨年から続く50周年ツアー中と多忙を極める中、7月から制作をスタート。8月に東京都内でレコーディングを行ったというが、リリースのタイミングからして、おおみそかの『第74回NHK紅白歌合戦』での生パフォーマンスを見据えているようだ。

「今年の紅白のリストにサザンの名前はなかったが、このところ節目節目で紅白に特別枠で出演しているので今年もその去就に注目が集まっている。これといった新曲がないユーミンは出場の理由がなかったが、桑田とのデュエット曲発売でこれもクリア。また、桑田とユーミンがコラボした18年の紅白の歌手別視聴率は、サザンが45.3%(ビデオリサーチ、関東地区)で2位の米津玄師を上回った。紅白を視聴する年配の世代だけでなく、若い世代にもウケているということだろう。また今年の紅白はジャニーズ勢が0組だったことなどから、過去ワーストの視聴率も予測される。そんな中、桑田はサザンとユーミンとのデュエットの“二刀流”をこなしてくれれば視聴率を底上げしてくれるのでは」(芸能記者)

 近年の紅白は若い視聴者の取り込みを目指しているはずだが、結局、桑田頼みになりそうだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2023/12/02 12:00
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