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プロ野球は契約最終年の監督が4人、今オフは粛清の嵐&後釜を狙うOBの“ロビー活動”

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新庄剛志

 プロ野球は5月末から恒例のセ・パ交流戦に突入。これをきっかけにジャンプアップするチームもあれば、一気に後退するチームもあるが、今シーズンは大きな特徴がある。成績が悪ければ、真っ先に責任が問われるのは監督の宿命だが、今年は“首が寒い監督”が非常に多いのだ。

「プロ野球チームの監督は例年2~3人は入れ替わりますが、今季は岡田彰布(阪神)、立浪和義(中日)、高津臣吾(ヤクルト)、新庄剛志(日本ハム)の4氏が契約最終年。このうち岡田監督は昨年日本一だったので、辞めても“勇退”と呼ぶべきでしょうが、残りの3人は昨年までボロボロで、今年ダメなら間違いなく“クビ”です。この他に西武は、松井稼頭央監督が成績不振で休養して渡辺久信氏が監督代行を務めていますが、成績はまったく上向かず、今季限りで交代が濃厚。また、今年で4年目の三浦大輔監督(DeNA)も、今季の結果次第では肩を叩かれそうで、12チーム中6チームで監督が交代する可能性があります」(週刊誌スポーツ担当記者)

 一部では「日ハム・新庄監督はそのスター性から集客力もあり、成績がどうあれ留任という見方もある」(スポーツライター)という意見もあるが、たった2~3年で結果を求められるとは何とも厳しい世界。だが、それはプロ野球の人気の高さの表れといえよう。

 さて、監督交代が既定路線になれば、ソワソワし始めるのは“後釜”を狙う人たちだ。現役時代、ある程度の実績を残した選手が引退後に狙うのは監督の座。そのポジションを奪うためには、“待っているだけ”ではダメだ。

「よほど大物なら黙っていても監督就任の依頼が来ますが、それ以外のOBは自分で積極的に動く必要があります。やり方はいろいろで、オーナーや球団社長、GMにアプローチしてラブコールを送る方法もあれば、OB会に根回しして、自分に順番が回ってくるように道筋を整える手もある。仲の良いスポーツ紙や記者を使って外堀を埋めていく方法もあります。コネクションももちろん大事。過去のチームメイト、出身校、同郷、同級生などをたどるのはもちろん、“解説をしているのが同じ放送局”“恩師が同じ”“自主トレを一緒にした”“ジムが一緒”など、あらゆるツテをたどって有力OBと関係を築き、『次はアイツだ』という声が上がるようにするのです。推薦を取り付けて票固めする政治家と同じようなものですよ」(ベテラン野球ライター)

 華やかなスポーツの世界とはいえ、派閥やコネが幅を利かすのは一般社会と同じ。さらにやることは他にもある。

「意中の球団の試合に頻繁に足を運び、『アイツは熱心だ』という声が上がるようになればシメたもの。テレビやラジオの解説、スポーツ紙のコラムを激辛モードにして、ファンから『監督を変えろ』という声が上がるのを待つだけです。選手起用や采配に疑問を唱えるのはもちろん、内部昇格にならないよう、ヘッドコーチや二軍監督までクソミソに貶すケースさえあります。ただ、“身体検査”に引っかからないように身の回りをキレイにしておくことも重要です。有力OBの中には『絶対に現場には戻らない』と公言する人もいますが、それはタレントとしてやっていく自信があるか、たっぷり蓄えがある人だけが言えるセリフ。監督になれば知名度は飛躍的に上がり、辞めた後も仕事は絶えませんし、太い収入源となる講演会のギャラも、監督経験のある・ないで大きく変わってきます。監督はそれほど魅力的なポジションなのです」(同上)

 まだ、監督の去就云々を語るには時期が早すぎるが、ある程度、“道筋”が見えてきたら、評論家たちの言動に注目してみるのも面白いかもしれない。

石井洋男(スポーツライター)

1974年生まれ、東京都出身。10年近いサラリーマン生活を経て、ライターに転身。野球、サッカー、ラグビー、相撲、陸上、水泳、ボクシング、自転車ロードレース、競馬・競輪・ボートレースなど、幅広くスポーツを愛する。趣味は登山、将棋、麻雀。

いしいひろお

最終更新:2024/06/11 09:00
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