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週刊誌スクープ大賞

皇室崩壊前夜……東大か筑波大か、ネット上に渦巻く秋篠宮家批判の声

独占告白 江夏豊、球界への遺言。

 さて、江夏豊は我々世代には大谷翔平と同じくらいのヒーローだった。

 206勝193セーブ生涯奪三振数2987個。入団2年目に401個の三振を奪った。オールスターで9連続三振。大谷もビックリの投手成績である。

 その江夏も76歳。今年の夏の巨人・阪神OB戦に車椅子で現れてファンをビックリさせたが、それほど悪くはないようだ。

 その江夏がポストで、大谷翔平について語っている。

「規格外の活躍を見せる大谷翔平選手は、技術はもちろん感性が素晴らしい。信じられないスピードで進化をし続けている。あれだけ高い順応性があるということは特技であり特殊なことだろう。もの凄く喜ばしいことだ。

 アスリートが“たられば”を言っちゃいけないが、あえて言わせてもらうと、もし俺が彼と対戦するならどうするか。

 左対左だから、見せ球、勝負球は自ずと決まってくる。大谷にも特別な対応でなく、際どい外でカウントを取り、最後はインコースの勝負球。

 我々の時代には王貞治という偉大なバッターがいた。やっぱりいいバッターと対戦できたことが自分の野球人生にとって多大なプラスになっているし、貴重な財産にもなる。

 技術はひとりだけでどうこうできるものではない。盗める範囲で大いに盗めばいい。技術とはそういうものだから」

 大谷と江夏もし戦わば。AIが発達すれば、そうした夢の対決ができるのではないか。左腕の江夏が得意な胸元に食い込んでくるストレートを大谷は打ち返せるか? 私は江夏に軍配を上げるのだが。

 ところで、このところ皇室の話題が多い。三笠宮彬子さんが多くのメディアに取り上げられた。三笠宮百合子さんが101歳で薨去された。

 そして今週は、新潮が三笠宮彬子さんの妹の瑤子さん(41)を取り上げている。

 2人の父親の三笠宮寛仁さんもいろいろな話題を提供してくれた人気者だった。その娘さんなのだからとは思うが、タイトル横の「ゴールドのフレームが映えるサングラスをかけ、親指を立てたサムズアップ姿でほほ笑まれる」(新潮)写真を見ると、とてもやんごとなき方とは思えないほどインパクトがある。

 彼女が着ているTシャツには「BINGO SPORTS」と大きくロゴが入り、日本とアメリカの国旗があしらってある。

「BINGO SPORTS」とは聞いたことがないが、ここのプロモーションでもやっているのだろうか?

 サングラス姿が撮られたのはアメリカで、現地でクラシックカーのイベントや、日本の伝統工芸を紹介するチャリティーを視察するために7月末に訪問した際に撮られたものだそうである。

 新潮によれば、BINGOというのは希少な車のオークションなどを手掛ける会社で、代表の武井真司は自らドライバーとしてレースに出る、業界の有名人だという。

 瑤子さんの父親の寛仁さんが長年、日本自動車工業会主催の東京モーターショーの名誉総裁を務めていて、寛仁さんが亡くなられてから、瑤子さんが総裁に就いているため、そこで武井社長と知り合い、今年に入って急速に距離が縮まったというのだ。

 アメリカを訪問した際、カリフォルニア在住のデイビッド・リーという華僑系実業家とも、武井社長の仲介で瑤子さんは会ったそうだ。

 皇室だからいろんな人に会うのは不思議ではないが、先のBINGOのオフィスのガラス壁面の一部に瑤子さんを描いたとされるイラストが大きく掲示されているそうだし、サムズアップの写真で彼女がかけているサングラスはリーの会社が手掛けたブランドで日本円で約12万円もするというし、そのサングラスのアンバサダーに就任したとSNSで喧伝されているというのだ。

 つまり彼女は広告塔として利用されているのではないか? そうした心配する声が上がっているというのだ。

 小田部雄次静岡福祉大名誉教授がこういっている。

「皇族の方が一企業のロゴが入ったTシャツを着たり、特定の商品のアンバサダーになることは慎むべきです。仮にその企業が問題を起こせば、瑤子さままで誹りを受ける恐れがあり、ひいては天皇陛下の名誉を汚すことにもなりかねない」

 皇室もいろいろな人がいるのは致し方ないが、特定の企業と結びつき、そこの広告塔として利用されるというのは、あまりにもな~。

 そして今週の最後の記事は秋篠宮家問題である。

 秋篠宮が国交樹立100周年を記念し、トルコへの公式訪問に旅立つ前に行われた会見での言葉が様々な波紋を呼んでいる。

「同じ日、この会見の後には、先月30日に59歳となられた秋篠宮さまのお誕生日に際する会見が、引き続き行われました。ここで秋篠宮さまは、悠仁さまの最近のご様子について『高校3年生の秋ですから、毎日を忙しく過ごしています』と仰り、進路については『もちろん話し合うことはあります』とされながらも、具体的な言及はなさらず、『今は勉強をしているのがほとんどでしょうか』と述べるにとどめられたのです」(宮内庁担当記者)

 しかし、それに加えて悠仁さんのこれからについて、

「海外で学ぶ機会を得てほしい」
「本人も海外に身を置いて、そこで学ぶことの必要性というものを最近は感じるようになってきたような印象を受けている」

 と口にしたのだ。

 これをどう見ればいいのか? 紀子さんは「東大卒の天皇」というブランドにこだわっているとこれまでいわれてきた。

 だがここへきて、東大ではなく筑波大の推薦入試を受けていたという情報が出てきている。

 女性自身は、11月28日と29日に筑波大学の推薦入試が行われたが、悠仁さんがそれを受けているという情報があり、駆け付けたら複数のテレビ局のクルーが来ていたと報じている。

 悠仁さんの東大への推薦入学には、ネット上で反対する署名活動まで起きる騒ぎになった。そのためどこかの時点で、紀子さんも方向転換せざるを得なくなったというのである。

 しかし、筑波大も超一流大学で、入るには難関を突破しなければならないが、自身は「最終的にコンセンサスを得るにあたってはキーパーソンの存在も見逃せません」(宮内庁関係者)というのだ。

 そのキーパーソンが筑波大学の永田恭介学長だというのである。

「筑附も筑波大も同じく国立大学法人筑波大学が経営しています。永田学長は、悠仁さまが筑附に入学された際、『大変光栄なこと』などと語っています。
 筑附は筑波大学への内部進学枠を持っていません。しかし推薦入学であれば、推薦する高校と、推薦を受ける大学のトップが同じわけですから、不合格という事態は避けることができるでしょう。
 永田学長は’23年度で任期満了となりましたが、再任し、任期は’27年3月までとなっています」(同)

 文春はこの問題について永田学長を直撃している。

――悠仁さまが推薦入試を受けた?

「知りませんよ、私は。いたとしても何も分からないし。あなたが受けるときに(学長に連絡が)来ます? 来ないですよ、そんなの」

――皇族の受験にあたっては警備の都合もある。学長に報告があがるのでは。

「あるわけないじゃん。(警備は)あちらが考えること。入試に関してはあくまで一個人ですよ。小学校の先生やっているわけじゃないんで。四万五千人もいるんだよ」

 取り付く島もなかったが、同じ日の夜に改めて直撃すると一転してこう答えたという。

「本当に(入試を)受けられているなら、我々のところは生物学は昔から強い。とくに野生動物が強いので、そういう意味で選ばれた可能性はないとは言わないけど。まあ何を研究されるのか分かりませんけどね。とにかく(合否)判定があるとすれば、来週に発表ですか。その時になればわかります。もし入られるとすれば心配ではありますけどね。(キャンパスが)広いんでね」

――万が一入学されたら、寮生活になる?

「いやあ、それは……入ってみないと」

 このやり取りを読む限り、筑波大を受けたことは間違いないようだ。それに文春によれば、筑波大学の推薦入試は「原則として併願が不可」だそうだから、東大と筑波両方受験というのはできないようである。

 そういえば、悠仁さんについて話す秋篠宮の表情は明るかったようである。

 筑波大に入り、イギリスのオックスフォード大に2年ほど留学するという青写真なのかもしれない。発表は12月11日だそうだ。

 だが、悠仁さん以外のことでも、秋篠宮の発言が物議を醸している。

「会見で記者会は、宮内庁が4月からインスタグラムを活用して天皇、皇后両陛下のご活動を中心に発信している点に触れつつ、ご一家へのバッシングの『受け止め』を尋ねていたのだが、
『秋篠宮さまは「バッシング情報というのは第三者と当事者では意味合いが異なってくると思います」と切り出され、「当事者から見るとバッシングというよりも“いじめ的情報”と感じるのではないかと思います」と述べられたのです』(宮内庁担当記者)

 いわば一部の国民に対して“ご不満”を漏らされた格好であり、さらに続けて、

『「情報発信の全体のうちどれぐらいの割合がそういう情報なのか、それを俯瞰しないとどう受け止めるかは難しいと思う」と述べられました。また、そうした中で宮内庁に何か求めることについては「なかなか難しい」とされつつ、「“いいね”じゃない方の、逆の、あれ(注・バッドボタン)をとにかくクリックするぐらい、それ以外には思いつかない」と口にされたのでした』(前出の記者)

武蔵大学の千田有紀教授(家族社会学)が言う。

『秋篠宮家に批判的な書き込みをしている人がどの程度いるのかは不明ではありますが、今回のご発言は、“いじめの主体は国民である”と秋篠宮さまが仰ったと世間では受け止められることでしょう。これまでご一家に生じたトラブルについて国民は、秋篠宮さまが十分に向き合われているとは捉えておらず、“自分たちに寄り添って下さっていない”と感じていると思われます。そこが批判の要因になっているにもかかわらず、そのような声を「いじめ」と表現なさったのだから、悪手だったと言わざるを得ません』」(デイリー新潮12月04日)

 9月11日には紀子さんが誕生日に際して公表した文書には、秋篠宮家に対するバッシング情報について「心穏やかに過ごすことが難しく、思い悩むことがあります」と書いてあった。

 秋篠宮家は夫婦二人してSNS上に書き込まれている批判を熱心に読んでいるようだ。精神衛生上よくないと思うのだが、その上、それらを国民の声として受け取り、国民の多くが自分たちを「いじめている」と捉えているといったのだ。

 悪手どころではない。長女の眞子さんと小室圭の結婚から始まり、悠仁さんの受験騒動、次女の佳子さんとの別居生活、何十億円も費やした秋篠宮邸改修などについて、ほとんど国民への説明もないから、秋篠宮家批判が起こっているのである。

 それを考えもしないで、一部のSNSでの批判を取り上げ、自分たちが故もなく誹謗中傷されているというのでは、秋篠宮家に寄り添おうという国民さえも離れていってしまうのではないだろうか。

 文春でノンフィクション作家の保阪正康が、秋篠宮の発言についてこう語っている。

「今回の会見で秋篠宮殿下は、事実上、ネットの書き込みに接していると認めてしまった。これは率直にいえば、あまり良いことではないと思います。いわゆる皇族のディグニティ(品格)が薄れてしまうのではないでしょうか」

 フェイクまがいの言動に秋篠宮が反論することで、自分も同じ次元に立ったと受け取られ、「それは皇族の“聖”性を自ら崩すことと同じです」という。

 さらにこういう。

「皇族は自らのさだめを受け入れて“聖”の獲得のために努力し、国民はその“聖”を精神の拠り所として敬愛してきた。それはいわば、皇室と国民との“約束事”でした。それが、国民がネットで好き放題なことを書き込み、皇族がその都度いきり立つという構図が繰り返されれば、こうした約束事は一切果たされなくなってしまう。それは将来の日本にとって、きわめて不幸なことなのです」

 本来なら、こうしたことを秋篠宮に代わって宮内庁がやるべきなのだ。だが、秋篠宮と宮内庁の関係もぎくしゃくしているようだ。

 こんなことを繰り返していると、保阪のいうように、皇室と国民との関係性は崩壊してしまうかもしれない。

 困ったものだというしかないが、秋篠宮がそれをどこまで自覚しているのかしていないのか。女性宮家創設や愛子天皇問題と並んで、皇室最大の危機といってもいいのではないか。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 今週はポストだけ。

「『エマニエル夫人』の官能ふたたび」。シルビア・クリステルが主演した映画だが、公開から早50年が経つのか。ドキドキして観に行った記憶があるな。

 袋とじ「静河 魔性のハダカ」袋とじ「美乃すずめ 地球に愛されたヌード」

「りんごパイを召し上がれ💛塩見きら」「新海まき きれいなお姉さんはすきですか?」

 もう一度映画『エマニエル夫人』を観てみようか。あの時ほどドキドキしないだろうが。

(文=元木昌彦)

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2024/12/11 15:00
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