フランス人は日本のアニメがお好き? パリで「ジャパン・エキスポ」開催
#アニメ #オタク #コスプレ #フランス
日本のアニメやマンガ、ゲームなどのポップカルチャーを一堂に会した『第11回 ジャパンエキスポ(JAPAN EXPO)』が、フランス・パリのノール・ヴィルパント展示会会場で7月1日~4日まで開催された。
「会場ではマンガやアニメDVD、グッズなどの販売や、ゲームの試遊、ゲスト作家のサイン会、コンサート、ファッションショー、プロレス、柔道・剣道などのデモンストレーション、書道の体験コーナーなど、日本に関するさまざまな内容、催し物が開催」(公式サイトより)されたとのこと。まさに、ヨーロッパ最大規模の日本フェスティバルだ。フランスをはじめとするヨーロッパ各国から毎年たくさんのアニメフリークらが訪れ、昨年は16万5,000人の入場者(主催発表)を記録。今年も「550のブースに18万人の入場者」(関係者)が訪れたという。以下、パリ在住の自称「オタク・ド・ジャポン」なフランス人、ファブリスによる現地レポートをお届けする。
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ここフランスにおける日本のアニメやマンガ・コンテンツの人気は非常に高い。今年も例年通り、初日から長蛇の列を目視できるほどの大盛況。休日となる会期末の3日(土)、4日(日)は特に多くの入場者でにぎわった。中でもひときわ人目を引いたのは、日本のアニメやゲームのコスプレをした入場者。我々フランス人は「ニンジャ」や「サムライ」の香り漂う『NARUTO』や『BLEACH』を「トレビアン」と感じ、自らキャラに扮して心からイベントを楽しんだ。
アニメキャラ以外にも、着物やゴスロリ、さらには女子高生の制服姿というコアな日本オタクも見かけた。ゲームキャラではFFシリーズやドラクエシリーズ、マリオなどの任天堂キャラが人気高。共通するのは、誰もが自前のド派手な衣装で心から楽しみ、女性レイヤーは総じて露出が高いという点だ。よく見ると「ジェダイ」や「ジャックスパロウ」、はては「プレデター」といったジャパン・コンテンツと無関係なキャラが混ざっていたのはご愛嬌だ。
出展ブースは550。入場者数は18万人が見込まれている。
こうした「レイヤー文化」はここ数年、パリで急速に浸透している。我々が仲間同士でコスプレパーティーを開くときは、日本のキャラクターがやはり一番人気だ。会場でもフランス人レイヤーがオランダやドイツの入場者から記念撮影を頼まれて、セクシィポーズを決めている場面にしばしば遭遇した。
入場者の年齢層は10代から30代、家族連れまで幅広いが、「中心層は20代後半の女性」(某出展企業)というから、日本人がフランスへ来て女性を口説くには、日本のコミックをお土産にするのが得策かもしれない。
ちなみに、アニメやマンガ以外に人を集めていたのが、柔道や空手といった武道の組手。弓道や剣道のデモンストレーションにも、常にカメラを持つ人だかりができていた。アメリカ人と違い、他国の伝統をリスペクトできるヨーロッパ人にとって、アニメやコミックでしか知らない日本武道をリアルで見られる貴重な機会なのだ。
現地にいて日本の関係者からよく聞いたが、「イベント会場の通路がすごく広くてゆったりしている」という声。「東京のゲームショーやコミケは狭い中に人がぎっしりで、満員の通勤電車のよう。ここはそういう殺伐とした空気がない」という。もっとも、そのギチギチで殺伐とした空間で汗をかきながら、お目当てのコンテンツを捜し求めるのも、我々「OTAK(オタク)」の醍醐味だろう。
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日本の出版事情は今、非常に厳しい時代を迎えているという。「日本のアニメは世界に冠たる文化だ」と言ったのは大島渚氏だ。彼が監督した映画『愛のコリーダ』(日仏合作のハードコアポルノ)は、『L’Empire des sens』の仏題で今もフランス人に愛されている。ジャパン・コンテンツのポテンシャルの高さを示す例の一つだ。日本が誇るゲームやアニメ、キャラクターといったコンテンツ産業をこれからも世界へ発信し、我々ヨーロッパの「OTAK」をこれからも楽しませて欲しいものだ。
(構成=浮島さとし)
いつまで続くのかな?
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