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もはや偽札レベル!? 精巧すぎる中国のオモチャ紙幣

digddbic.jpg上がニセモノで、下がホンモノ。

 中国山東省濱州にある小学校付近の商店内で販売されている、驚くほど精巧な人民元のオモチャ紙幣が話題を呼んでいる。

 4月17日付けの「揚州時報」によると、このオモチャ紙幣は、色はもちろん、毛沢東の肖像に通し番号からホログラム、視覚障害者用の浮き文字まで、本物の人民元紙幣を忠実に再現しており、 コピー精度はもはや、偽札レベルといっても過言ではない。本物と違う点といえば、サイズが若干小さいことと、「中国人民銀行」のところが「児童玩具銀行」となっている点くらいで、バスの運賃箱などに入れられた場合、判別は難しいという。

 このオモチャ紙幣を販売している商店の店主によると、小学校の授業でお札の金額の大小を教えるための教材としても採用されているもので、小学校の1、2年生は全員1セットを購入するように決まっているのだという。
 
 ところが、多くの児童は1セット以上購入しているといい、互いに資産の大きさを競い合っているようである。さらに、子ども同士のさまざまな取引や、使役関係による金銭授受にも使用されており、通貨として価値を持って流通しているというのだ。

 ちなみに中国の「人民元管理条例」によれば、人民元のコピーを制作、販売することは禁止されており、このオモチャ紙幣は違法である疑いも残るというが、拝金主義が幅をきかせる中国で生き抜く術を学ぶためには、子ども用といえ、このくらいのリアリティーが必要ということなのだろうか……。
(文=牧野源)

最終更新:2012/04/22 15:00
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