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「喪服の死神」と異なる“厨二病”な文体──『黒子のバスケ』の新たな脅迫状は模倣犯?

kuroko0502.jpg『黒子のバスケ 22 』(集英社)

 昨年、全国で同人誌即売会の開催中止が相次いだ、人気漫画『黒子のバスケ』脅迫事件。4月、静岡、神戸、金沢のイベント会場に新たな脅迫状が届いていたことが明らかになった。昨年12月まで全国各地に脅迫状を送付した「喪服の死神」が活動を再開させたという説がある一方で、脅迫状の文章の内容から、模倣犯ではないかとの説も強まっている。

 「喪服の死神」を名乗る犯人からの脅迫状は、昨年12月を最後に途絶えていた。今年1月には、ネット掲示板「2ちゃんねる」の上智大学スレに犯人一味の1人を名乗る「怪人801面相」なる人物が登場。グリコ・森永事件の脅迫状を模した文面で「わしらとしてはもう関知せん」とする終結宣言を記した。事実、この書き込み以降、新たな脅迫状は現れず、事態の沈静化を受けて、同人誌即売会での『黒子のバスケ』の扱いも復帰の方向へと動いていた。

 その渦中で送付された新たな脅迫状に対して、静岡、神戸、金沢の対応は分かれた。静岡と神戸は開催を中止。金沢では警備を強化した上で開催され、大きな混乱もなく終了した。

■脅迫状の文面から見える模倣犯の可能性

 果たして「喪服の死神」が活動を再開させたのだろうか。今回の脅迫状は、従来のものと合致する点と異なる点とがある。合致するのは、静岡、神戸、金沢の施設に届いた脅迫状が、すべて施設近くの郵便局から郵送されていること。そして、会場以外の周辺施設にも半ば手当たり次第に脅迫状が送付されていることだ。わざわざ遠く離れた会場近くまで足を運び脅迫状を投函する偏執性は、「喪服の死神」を名乗る犯人と共通する。

 対して、大きく違うのが脅迫状での名乗りが異なる点だ。それぞれの地域の施設に送付された脅迫状は「黒報隊」あるいは、その「別働隊」を名乗っており「喪服の死神」の名前は記されていない。

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