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「ワニ、食いにいこうぜ!」大気汚染が深刻化する中国・広東省で、ワニ肉価格が高騰!

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 7月31日、中国環境保護省は、今年上半期の大気中のPM2.5の平均濃度を発表した。それによると、北京市周辺では基準値の3倍超、上海市を中心とする長江デルタ地域や広東省の珠江デルタ地域でも、それぞれ基準値を大幅に上回る値となった。
 


 中国医師協会などが先ごろまとめた報告書では、都市部に住む市民の77%に呼吸器系の異常があることが判明。PM2.5が主な原因だとみられている。
 
そんな中、中国南部の広東省で、ある食品が人気を博しているという。現地で自営業を営む日本人男性は、こう話す。

「PM2.5が問題になり始めた昨年くらいから、このへんではワニ肉料理がブームになっています。市内の番禺という新興住宅地にワニ園があり、その中にワニ料理レストランがあるのですが、週末はいつも予約でいっぱい。ワニ園の展示用のワニがだんだん減ってきているというウワサもあるほどです。また、市内の水産市場では、需要が増えてワニ肉価格が高騰しているそう。広東人の間では、PM2.5の数値が高い日は『ワニ、食いにいこうぜ!』が合い言葉ですよ」

 PM2.5とワニ肉。一見なんのつながりもなさそうだが、これは一体どういうワケか? 広東省ブロック紙の社会部記者はこう話す。、

「広東省では、昔からワニ肉は肺や気管支にいいと言われている。ワニが長時間水の中に潜っていられることから広まった迷信だと思われますが、PM2.5Pによる健康被害が問題視されて以降、ワニの消費量が増えているのは確か。供給が追いつかず、価格高騰につながっているほどです」

 ネズミ肉を使ったニセ羊肉や、病死した豚の肉など、偽装食肉が横行する中国のこと、偽装ワニ肉が現れなければいいが……。
(文=牧野源)

最終更新:2013/08/07 21:00
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