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『明日ママ』の裏で……三浦春馬主演『僕のいた時間』視聴率8.5%で過去最低も「今期、一番面白い!」の声

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 29日に放送された三浦春馬主演の連ドラ『僕のいた時間』(フジテレビ系/水曜夜10時~)の第4話が、平均視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、過去最低を記録した。

 同作は、筋肉が徐々に衰えて呼吸困難に陥り、最終的には人工呼吸器をつけないと死に至ってしまう難病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)と戦う若者を描く、ヒューマンストーリー。

 第4話では、ALSであることを家族や友人に明かそうとしない拓人(三浦春馬)が、神経内科医の谷本(吹越満)から“役所に特定疾患の申請をするためにも、家族には病気のことを話すべきだ”と勧められる。拓人が恋人の恵(多部未華子)に、「もしこのまま左手がずっと動かなくなったらどうする?」と尋ねると、恵は「どうもしないよ。ずっと拓人のそばにいるだけ」と答え――。

 初回から平均視聴率11.2%と振るわなかった同作だが、第2話でさらに9.4%まで落ち込み、以降8~9%台で低迷している。要因の一つは、裏番組の芦田愛菜主演『明日、ママがいない』(日本テレビ系)が健闘していること。『僕のいた時間』第4話の裏で、『明日、ママがいない』は過去最高となる平均視聴率15.0%を記録。ライバルが一連の騒動で注目を浴びているため、つらい状況に追い込まれているようだ。

 しかし、そんな不調に反するかのように、視聴者の評判は良い。「演技、脚本、演出全てにおいて、細かいところまで丁寧に作られている素晴らしいドラマ」「自分も突然、なんらかの病気になる可能性があるからこそ、見ておきたい作品」「何気ない会話のやり取りが、心にグッとくる」「裏番組が違えば、もっと話題になっていたはず」など好意的な声が多く、「今期、一番面白いドラマ」と言い切る視聴者も。

「最近、漫画・小説のドラマ化や、一話完結ものが多い中で、同作の丁寧に作り込まれたオリジナル脚本が、好感を持たれている。局関係者によれば、難病というデリケートな題材を扱うため、脚本や演出において、専門家とかなり入念な擦り合わせを行っているそうです。裏番組も、いろいろ考えさせられるドラマのようですが、こちらも考えさせられる作品。派手さはありませんが、良作なだけに、視聴率の低さが残念ですね」(テレビ誌ライター)

 過去の『家族ゲーム』『ショムニ2013』『リーガルハイ』といった同枠のドラマと比べても、苦戦していることは明らか。今後、視聴者の興味を引くことはできるだろうか?

最終更新:2014/01/31 08:30
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