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国会デモに現れる永田町名物“罵声おばさん”の正体は、有名歌手の母親!?

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 集団的自衛権の行使を容認した閣議決定の直後、7月2~3日にかけて永田町では「戦争反対!」の声が鳴り響くデモが行われていた。この影響で交通は制限、国会図書館から最寄り駅に向かうルートすら警察官が立ちはだかり、「ほかへ回ってください」と止められる始末だった。そんな中、目を引いたのが通称「罵声おばさん」だ。


 60歳前後のラフな格好をした女性が、そこにいる警察官たちに「あんたたちはアルバイト代が出るからいいけどさあ」というフレーズを、繰り返し怒鳴っていた。しばらくすると一度去っていくのだが、たびたび現れては判を押したように同じフレーズを警察官に浴びせた。

 これを目撃した衆議院議員会館のガードマンによると「永田町で重要な法案が審議されたりすると現れるんですが、標的は警官のみ」だという。

「自転車で来るときもありますが、警官たちの間では“罵声おばさん”って呼ばれてます。通行を制限する警官に文句を言う通行人たちはまれにいますが、“罵声おばさん”は、そういった中にも強引に割り込んできて罵声を浴びせるんですよ。ただ、そのあとに言葉が続かないので妙な感じですが」(同)

 国会図書館で働く職員たちの間でも、“罵声おばさん”は知られていた。

「毎週金曜の夕方、官邸前で繰り広げられている反原発のデモでも『げんぱつ・はんたい!』のコールに紛れて警察官に『あんたたちはアルバイト代が出るからいいけどさあ』と叫んでましたよ」

 警察官はこうした警備で給与とは別にアルバイト代が出ていることはなく、なんとも奇妙な光景なのだが、実のところこの女性、ある有名女性歌手の母親だという話がある。

「元アイドルで今も音楽活動を続ける40代の女性歌手で、こちらは以前、週刊誌などで東京電力の宣伝広告に登場したこともあるせいか、原発問題に関しては一切コメントを控えている。母親と一緒に住んでいて、その女性歌手にコンタクトをとろうとすると母親が出て、マネジャー代わりにスケジュールの調整に対応することもある。ただ、女性歌手に恋人のウワサがあったりすると相手男性に電話をかけて怒鳴ってくるらしいので、もともと変わり者かもしれませんね」(週刊誌記者)

 そんな罵声おばさんはマスコミ嫌いでも知られる。デモ風景を撮影している取材クルーを見るや足早に去っていくため、現場映像に映ることはまずないという。実際、3日に記者が話を聞こうと近寄って声をかけると走り去って行った。永田町名物になりつつあるようだが、その行動は謎が多い。
(文=ハイセーヤスダ)

最終更新:2014/07/08 21:00
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