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風俗取り締まり強化中の中国で、マッサージ店に“透明ドア”義務付け「衆人環視でプレイすべし!?」 

001422474e2508b1fcc60e.jpg風俗取り締まり強化の中、個室マッサージ店で行われている“ギリギリ”サービス

 昨年2月に広東省東莞市で火ぶたが切られた掃黄(サオファン/風俗一斉取り締まり)は、その後全国に波及。中国の風俗業界は、大打撃を被った。

 そんな風俗業界にさらなる追い打ちを掛けるべく、広東省政府が新たな規定を発表した。

 2月27日付の「南方日報」によると、広東省政府の公式ホームページに《按摩服務(マッサージサービス)場所治安管理規定》が突如発表されたのだ。同紙によると、この規定は今年4月に施行される予定で、サウナスパやオイルエステなど、マッサージ関連のサービスを提供するお店は、下記の規定を守らなくてはならない。

(1)完全個室型の部屋を設置してはならない。
(2)部屋に、外からの視界を遮るついたてなどは設置してはならない。
(3)部屋のドアは透明な材質にする。
(4)部屋の電灯は、部屋全体をはっきり見渡せるように明るくする。
(5)部屋には鍵をかけてはならない。
(6)警察の捜査を知らせるための警戒ベルなどを設置してはならない。

 こうした新規定に対し、中国版Twitter「微博」には、さまざまな声が寄せられている。

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「衆人環視でプレイか……。俺にはそんな趣味はない」
「普通にマッサージ受けに行ってる俺も、スケスケガラスの部屋に入れられちゃうのかな。だったら恥ずかしいから行きたくない」

 中国在住フリーライターの吉井透氏によると、今回の新規定は前例を見ない事細かな内容であるという。

「売春の隠れみのとなっていることの多い個室マッサージ店に対し、過去には『摘発時に客がパンツを脱いでいたらアウト』という不文律があったのですが、これを受け、パンツをはいたままサービスをする店が現れた。こうしたイタチごっこを断ち切るため、今回はかなり具体的な規定を打ち出したのでしょう」

 上に政策あれば下に対策あり。風俗業界はこの新規定を受け、次はどう出るか――。
(文=井上嘉久)

最終更新:2015/03/10 18:15
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