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さんまが15歳女子に告白、キムタクのバンジー、モト冬樹の反復横跳び…これがフジテレビの“本気”? 中居頼みの『27時間テレビ』

27jikanterebi_150726.jpg『FNS27時間テレビ』公式サイトより

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

〈めちゃ×2ピンチってるッ!~本気になれなきゃテレビじゃないじゃ~ん!! ~〉。こんなサブタイトルのもと、今年もフジテレビ夏の恒例特番『FNS27時間テレビ』が放送されている。バラエティも軒並み低空飛行、月9ドラマ『恋仲』は1ケタスタートと視聴率凋落であえぐフジテレビだが、ついに窮地に立たされた状況を自虐するまでにいたったようだ。

 でも、自虐といえばテレビ東京の専売特許のようなもので、事実、開局以来さんざん他局&視聴者にバカにされつづけてきたテレ東が自虐しながらもオリジナリティを模索してきたのと、看板の上に胡座をかいてきたフジが自虐してみるのでは、まったく意味がちがう。実際、放送を観ていても、フジに“背水の陣”の意識がちっとも見られないのだ。

 たとえば、通し企画であるたんぽぽ・白鳥久美子の「バンジージャンプギネスに挑戦」なんて、完全に日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』でありそうな企画。しかも白鳥の相方・川村エミコは『イッテQ』の準レギュラーで、その体当たりぶりはたんぽぽの認知度アップに大きく貢献している。たんぽぽを『めちゃイケ』新メンバーとして抜擢したものの番組では個性を活かせなかったのに、いざ他局でブレイクすると、企画ごと自分のものにしてしまう……これはたんにパクるよりみっともない話だ。

 だが、企画の既視感はバンジーだけじゃない。19時台から放送されたSMAPとめちゃイケメンバーの水泳大会は去年とまったく同じだし、負けたSMAPチームの罰ゲームとして木村拓哉がバンジーに挑んだが、躊躇なくあっさりクリアするといういつもの“完璧人間キムタク”節を発揮。同時並行でスタジオでは具志堅用高が勝手に暴走して腕を痛めるというミニコントが生まれていたが、具志堅のオチがなければお寒いだけの罰ゲームになっていただろう。

 しかし、つづく21時台のさんまと還暦芸能人たちの体力測定はもっとつらかった。企画自体が『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)の定番・スポーツテストの焼き直しにしか見えない上、集まったアラカン芸能人は村上ショージに松居一代、ドン小西、錦野旦、野村将希……という特番のゴールデンタイムとは思えないB級感。さんまの還暦イヤーにのっかったのだろうが、企画者はモト冬樹や水沢アキがただ反復横跳びをするだけという地味すぎる画を事前に想像しなかったのだろうか……?

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