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徒然ライター清水巴の「ゴロ寝テレビ」

ママタレを飛び越え、姑の域へ!? タレント千秋がテレビに起用され続けるワケ

chiaki0811.jpg千秋オフィシャルブログより

 タレント千秋を「鼻につく」とか「セレブぶっている」と嫌う人は結構多い。反対に、「娘と自然に向き合う姿が素敵」とか、「ものの考え方がストレートで好き」という支持派もいる。前者はテレビでの千秋しか知らない人で、後者は彼女のブログやライフスタイルブックを読んでいる人々だ。残念ながら、世間的にはテレビ好き主婦のほうが多く、結果、前者の「鼻につく」派のほうが多くなる。

 さて、そんな“ママタレ”の千秋が最近、ママから成長して、もう姑の域に入ってきている。先日、情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)で「掃除ができない女」について視聴者の意見を交えつつ討論するというコーナーがあったのだが、超清潔好きの千秋は「片付けられない人は、仕事もできない人」と持論をぶちかました。その時ゲストとして来ていた安田美沙子は「私はまったく片付けができないタイプ」と、いつも通り「ダメなんやわ~」な感じで己のダメっぷりをはんなり公表し、「(物を)出しっ放しなのは、またすぐに使うから」と理由を述べる。それに対して千秋は「整頓できないのは、頭の中も整理できてないから」と、きっぱり応戦。テレビ的には、安田が「ダメなやつだけどかわいくて癒やされる」として株を少しだけ上げ、千秋が「言ってることは正しいけど、こえーよ、この女」という感じで株を少し下げて終わったのかもしれない。

 ただ、ここで気になったのは、ゲストとして和泉節子も来ていたことだ。和泉は厳格な姑の代表みたいなポジションで、若いダメな嫁の言い分をバッサリ切る役目。ところが、千秋があんまり(ちょっと暴走気味だけど)正論をキッパリ言うもんだから、和泉のコメントは「まあ、そうですね。旦那様がうんぬん」とテンション低め。普段なら真っ先に自分が言うことを千秋に言われ、完璧に姑ポジションを奪われた形だ。そのほかのコーナーでもダメポジが安田で、バッサリ切るのが千秋。節子、存在感なし。

 別のテレビ番組でも、千秋は独特な「正しいかもしれないけど怖い」持論を繰り広げ、もはやママの域から脱し、小言多めの姑の域に入っている。普通“ママ”時代から“姑”時代までの間に、“余裕のあるちょっといい女”時代があるもんなんだが、千秋にはそれがない。いきなり姑だ。主婦層にウケがよくないみたいだし場を凍らせるし、テレビでは使いづらいのではと思ったが、知り合い業界関係者に訊くと、

「千秋は敵が多いように見えて、実は敵が非常に少ないタレント」

 なのだとか。

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