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『下町ロケット』の独り勝ちだった10月期ドラマ フジは1ケタ台連発で惨敗!

shitamachi1225.jpgTBS系『下町ロケット』公式サイトより

 7月期、民放連続ドラマは、平均視聴率10%を超えた作品が『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系/杏主演)、『デスノート』(日本テレビ系/窪田正孝主演)、『恋仲』(フジテレビ系/福士蒼汰主演)の3作しかないという、完全な“夏枯れ”状態だった。

 迎えた10月期、すべての民放連続ドラマが終了したが、平均視聴率が2ケタ台に乗ったのは5作で、これまたややさびしい結果となった。

 今クールは、なんといっても、TBS日曜劇場『下町ロケット』(阿部寛主演/日曜午後9時~)に尽きる。原作はベストセラー作家で、いまやヒットドラマメーカーとなった池井戸潤氏の同名小説。阿部は3年ぶりの連ドラ主演とあって、その点でも注目を集めた。

 初回は16.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタートし、その後、右肩上がり。初回の視聴率を下回ることは1度もなく、20%の大台超えも3度マーク。最終回(第10話)は自己最高の22.3%で、有終の美を飾った。平均は18.5%で、同枠で2013年7月期に放送された池井戸作品の『半沢直樹』(TBS系/堺雅人主演)の平均28.7%には遠く及ばなかったが、近年の連ドラの中では高視聴率を記録し、独り勝ちとなった。

 終始、安定した視聴率で推移したのが、『偽装の夫婦』(日本テレビ系/天海祐希主演/水曜午後10時~)と、『5→9 ~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系/石原さとみ主演/月曜午後9時~)。自己最高は『偽装の夫婦』が14.7%(初回)、『5→9』が12.7%(最終回=第10話)で、それほど高くはなかったが、ともに全話で2ケタ台をマーク。平均は『偽装の夫婦』が12.2%、『5→9』が11.7%だった。

 意外な健闘ぶりをみせたのが、綾野剛の地上波連ドラ単独初主演となった『コウノドリ』(TBS系/金曜午後10時~)。舞台が産婦人科とあって、不安視もされたが、女性視聴者に高い評価を受け、平均11.5%を記録した。

 逆に期待はずれに終わったのが、向井理主演の『遺産争族』(テレビ朝日系/木曜午後9時~)。テレ朝の「木9」は、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(米倉涼子主演)、『DOCTORS 最強の名医』(沢村一樹主演)、『アイムホーム』(木村拓哉主演)などを放送してきた看板枠で、『遺産争族』への期待は大きかった。しかし、初回こそ、14.2%と好スタートを切ったものの、第2話で10.5%と急降下。第5話、第6話、第8話では1ケタ台に転落する苦戦を強いられた。最終回(第9話)は11.7%まで上げるのが精いっぱい。平均は10.8%と平凡なもので、かろうじて2ケタ台は死守した。

 新垣結衣主演の『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系/土曜午後9時~)は、初回から第4話まで2ケタ台をキープしたが、第5話で1ケタ台に降下。以後、5週連続で2ケタに乗せられず、7%台も2度記録。最終回(第10話)では10.5%まで戻したが、平均は9.8%にとどまった。

『エンジェル・ハート』(日本テレビ系/上川隆也主演/日曜午後10時30分~)は初回、第2話、第4話で2ケタ台を出したが、そのほかは1ケタ台。最終回(第9話)は7.8%と伸びず、平均は9.3%だった。

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