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【閲覧注意】生きたミイラ、ジョナサン・バス ― 全身骨化し、死ぬまで動けなかった男

0325bass0.jpg画像は「sideshowworld.com」より引用

 「骨化した男」や「骨男」、他にも「石男」や「生けるミイラ」などと呼ばれたジョナサン・バス。原因不明の奇病に蝕まれ、全身が徐々に骨化していくという症状に苦しめられた彼は、見世物小屋の目玉として人気を博した。そう聞くと非常に不幸な生涯と思えるが、彼の人生は輝かしい家族愛に包まれたものであった。

■健康で活発だった若年期

 ジョナサン・バスは1930年、ナイアガラの滝近くのニューヨーク州の町カンブリアで生を受けた。4人兄弟の長男として農家に生まれた彼は、フレンチ・インディアン戦争で活躍した祖父の名を受け、ジョナサンと名づけられた。

 まだまだ森が多かったニューヨーク州の大自然の中で育った彼は、幼少期から活発で、勉強がよくでき、外見も整っていたため、少し名の知れた存在となっていた。7歳と9歳のころにリウマチを患ったものの、それ以外は健康に過ごしていたという。

 15歳の頃にはいかに彼がたくましかったのかを物語るエピソードもある。ある日、学校をサボったジョナサンに激怒した教師が、ジョナサンを呼び出して定規を激しく彼に打ちつけた。するとジョナサンは定規をつかみとってそれをやめさせるだけにとどまらず、教師を返り討ちにしてしまったのだ。

 そんな彼が14歳のときに父親が亡くなり、まだ幼い弟たちと母を養うため、学校に通いながらも、家の農場で仕事をすることとなった。16歳になると夏の間、友人と一緒に近くにあるエリー運河で木材の荷揚げの仕事もするようになった。当時は運搬船の舵取りでジョナサンの右に出るものはいなかったほどの活躍をしたが、このときの待ち時間などで長い時間水に浸かっていたことが、後の病気の引き金になったのではないかと、ジョナサンは自叙伝で振り返っている。

 そして1848年7月22日、17歳だった彼に最初の兆候が現れた。リウマチを患った時以来の謎の痛みが彼を襲ったが、それが骨化の始まりだとは思いもしなかったという。

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