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アントニオ猪木が「アリ戦から40年」でマカオ興行も、本人欠席の危機

inoki0407会見の様子

 アントニオ猪木氏の格闘技団体「IGF」が4月4日、東京・銀座に開いた新オフィスで、6月26日に中国・マカオでの興行『INOKI-ALI BOM・BA・YE』を発表した。

 これは『アントニオ猪木VSモハメド・アリ格闘技世界一決定戦40周年記念大会』とするもので、猪木会長がプロボクシング世界王者のモハメド・アリと世界で初めて異種格闘技戦を行ってから40年ということを記念したイベントだ。しかし、なんとその当人である猪木会長とアリ氏の出席がない可能性もあるという。

 74歳のアリは現役時代に受けたとみられる頭部へのダメージからパーキンソン病を患って闘病中で、12年のロンドン五輪で姿を見せたのも3年ぶりの公の場だった。

 妻に付き添われながら、五輪旗を運ぶ姿は、現役時代の見る影もなく、脚がふらつき、歩くのがやっとという状況。IGF関係者はアリの出席は半ばあきらめ、「娘さんなど、親族の招へいを交渉している」とした。アリの娘といえば、女子ボクサーとして活躍したレイラが有名だが、彼女は近年、女優活動や夫の元NFL選手を支えながら育児に追われ多忙。そこで、レイラの妹が格闘家の夫と来場する可能性があるというが、こちらは猪木・アリ40周年のゲストとしては小粒だ。

 当の猪木氏は通常、試合会場での“猪木劇場”と呼ばれる挨拶が恒例となっているが、何しろ参院議員の身だ。予定では「公務の合間に駆けつける」としているが、現在の政界では衆参ダブルでの解散総選挙が予測されており、一部報道では政治ジャーナリストらが「6月上旬解散、6月末公示、7月上旬の投開票」と推測している。

 その通りなら、6月26日というのは猪木氏にとってまさに選挙の真っただ中になり、とてもマカオへ行く余裕はなくなるはず。このままでは猪木・アリ記念イベントなのに当事者不在という奇妙なことになってしまいそうなのだが、興行の中身も波乱の予感に満ちている。

 IGFの売りはプロレスも格闘技もジャンル分けしないスタイルにあるが、「猪木さんがこれまで訪問した国すべてから選手を呼びたい」と宇田川強エグゼクティブプロデューサー。世界中からジャンルレスに選手が集まるとなれば、猪木氏のやってきた異種格闘技路線の集大成とすることはできるが、現時点では「猪木イズムに共感する選手を募集」と呼びかけている段階で、具体的に決まっている選手の名前は出ていない。

 5月29日にエディオンアリーナ大阪で行われるプレ大会が出場選考となりそうだが、澤田敦士ら日本の参加選手はマカオについて「どういう場所かもわからない」と戸惑っていた。

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