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フジロックSEALDs奥田出演に「音楽に政治を持ち込むな」と炎上させたバカどもは音楽とフェスの歴史を学び直せ

fujirock_160621.jpg「FUJI ROCK FESTIVAL ’16」公式サイトより

【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

「音楽に政治を持ち込むな」

 現在、ネットではこんな言葉が盛んに連呼され、ツイッターでトレンド入りするという状況になっている。

 きっかけは、先日、7月22日から24日にかけて行われる野外ロックフェス「FUJI ROCK FESTIVAL’16」にSEALDsの奥田愛基氏の出演がアナウンスされたことであった。彼が出演するのは、2011年から毎年置かれている、トークやライブなどを行う「アトミック・カフェ」というステージ。その報を受けてツイッターではこんな意見が投稿された。

〈え!歌うの??〉
〈今年は絶対フジロックいかない 政治色本当やだ〉
〈アーティストってすぐに政治を持ち込もうとする奴が多いけどあれは感心せんな。あれやられるとドン引きするファンが大勢いるんだぞ〉
〈政治色を音楽に持ち込んだら終わりなんだよなぁ… せっかくレッチリとかillionが出る、個人的にすごく良いフェスなのにさ〉
〈フジロックってなんのイベントなのかね( ・ω・) ? 大体音楽に反体制だの政治主張など求めて何が面白いのかね?〉
〈最近フジロックが妙に政治色おびてきてなーんか〉

 こういった炎上コメントが飛び火し、「#音楽に政治を持ち込むな」というハッシュタグができる事態にまで発展したのだが、この状況に対し、まず、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文氏はツイッターにこうポストした。

〈フジロックに政治を持ち込むなって、フジロックのこと知らない人が言ってるよね。これまでいくつものNGOやアーティストがさまざまな主張をステージて繰り返してきたわけだし。ただ、ちゃんと真顔で「うるさいよ、馬鹿」くらいは言い返しておかないと、ちょっとだけ何らかの自由が削られる気がする〉

 また、コラムニストの小田嶋隆氏もツイッターでこうコメント。

〈「音楽に政治を持ち込むな」と主張している人たちは、あらゆる人間の営為(恋愛、友情、祈り、嘆き、感謝、生活、歓喜、憎悪、怒り、皮肉、政治、旅などなど)を包摂する芸術である音楽から、特定の要素だけを排除できると考えている点でアタマがおかしいと思うんだが〉

 さらに、映画監督の松江哲明氏は映画に携わる人間の立場から、ツイッターでこのように語った。

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