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熱血!スポーツ野郎

2017年のスポーツ報道をリードするのはテレ朝? 見応えあった「年末年始スポーツ特番3選」

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 年末年始を盛り上げた、さまざまなスポーツ特番。その中でも、特に印象的だった番組を3つ、振り返ってみたい。

●『中居正広のプロ野球魂』(12月27日深夜/テレビ朝日系)

 シーズンオフということもあって、スポーツ特番でも特に多いのが野球番組。中でも、頭ひとつ抜けた出来だったのが、年末恒例『中居正広のプロ野球魂』の人気企画「俺の侍ジャパン」だ。

 今年は阿部慎之助(巨人)、涌井秀章&角中勝也(千葉ロッテ)、則本昂大(楽天)&武田翔太(ソフトバンク)という3組で、ドラフト形式によるドリームチームを編成。野球ファンなら誰もが一度は妄想する「自分が監督だったら……」の究極版だ。

 この番組、何が素晴らしいって、昨今のバラエティではいて当たり前の「にぎやかしタレント」を置かず、極力最小限の、しかも野球に精通したタレントだけを起用したこと。今回の出演者であれば、MC(コミッショナー)の中居のほかは、伊集院光、井森美幸、武井壮の3名のみ。伊集院と武井は自らスポーツ番組のMCを務めるほどのスポーツ通だし、井森もまた、野球ファンの間ではおなじみの存在だ。

 だから、過剰なリアクションもないし、流れを止めるギャグもない。ただただ純粋に、プロ野球選手が他の選手をどう評価しているのか、という主眼を楽しむことができる。

 選手も楽しめ、野球ファンも楽しめ、出演者も楽しめる。それが『中居正広のプロ野球魂』なわけだ。前回放送回(2015年12月)でギャラクシー賞奨励賞受賞も納得で、早くも1年後が楽しみな特番といえる。

 ちなみに今回、例年と違っていたのが、これでもかというほどSMAPの楽曲をBGMやSEで用いていたこと。SMAP解散日である大みそか直前の放送ということもあって、より耳に残ったのは間違いない。この点も次回どのような演出にしてくるのか、注目してみたい。

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