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【messy】

誠実好青年イメージこってりの星野源に不安! 『逃げ恥』平匡役が足枷になる?

5月18日からオンエアがスタートした、星野源(36)と吉岡里帆(24)が出演する「日清のどん兵衛」のCM。ここで星野が演じている役柄が、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で星野が演じた津崎平匡っぽいと話題になっている。

 CMの内容は、散らかった部屋で1人あぐらをかいて「日清のどん兵衛 きつねうどん」を食べている星野。湯気で曇ったメガネの視線の先に、きつねのコスプレをした吉岡が登場。星野は驚きを見せずに淡々と「どなたですか?」と尋ね、「どんぎつねです(吉岡)」「は?(星野)」「しばらくお世話になります(吉岡)」「意味が分かりません(星野)」といった会話を交わす。そしてどん兵衛を食べきった星野が「食べ終わってもいるんですね」と言うと、吉岡は寂しそうに「嫌ですか?」。そこに食い気味で「嫌ではない」と星野が答える(ツンデレ)、というもの。星野の淡々と無感情な喋り方、きっちりシャツの第一ボタンまで留めた清潔感ある服装、メガネが曇るという演出など、確かに平匡を彷彿させる。

 ネットでは主にドラマ『逃げ恥』のファンから「どん兵衛のCM平匡さんだ!」「平匡さんちっくでめっちゃかわいい」「どん兵衛のCMの星野源がほとんど平匡さんで萌える」「はあぁぁぁ、どん兵衛の源ちゃんたまらん!」と好反応が続出している。

 確かに『逃げ恥』は初回平均視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第八話で16.1%、最終回20.8%まで数字を伸ばしたヒットドラマだが、役柄のイメージが役者に張り付いてしまうのは果たして業界的にも、星野的にも良いことと言えるかどうか。というのも、誠実な人柄の童貞というキャラクターであった平匡に対し、星野源その人は決して近いタイプの男性ではない。

 たとえば下ネタ大好き・変態、という側面は「僕もともと性欲が溢れてるんで」とラジオなどで公にしているところ。クモ膜下出血での治療中に日常生活で制限されることなどが多かったため、「あれを聞かなければならない」と思いつめて担当医に「自慰行為はしてもいいんでしょうか?」と可否を問うたエピソードをラジオで話したこともある。結局「自慰行為は1カ月我慢しましょう」と諭された星野は大好きなそれを我慢し、最終的に婦人服売り場のマネキンに欲情してしまったそうだ。

 熱心なファンはもちろん星野のそうしたエピソードも知っているゆえ問題ないだろう。ただ『逃げ恥』で好印象を抱いたライトなファンにとっては少々刺激が強いかもしれない。役柄と役者は無関係であり、架空の人格を現実の俳優に投影することはどう考えてもおかしいのだが、最近では『あなたのことはそれほど』(TBS系)で罪悪感なく不倫恋愛を楽しむ人妻を演じる波瑠に、「そんな役を演じて欲しくない」「朝ドラの爽やかなイメージで応援していたのに」といった類の批判が噴出するなど、理屈がわからず創作物を見る層もいるようだ。星野源に『逃げ恥』平匡の好青年イメージがつきすぎてしまったことで、平匡とは似ても似つかない行動をとるだけで嫌われるという最悪の展開もありえる。役者とは大変なお仕事だ。

(ボンゾ)

最終更新:2017/05/23 07:10
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